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内山 12回TKOで勝ち新王者に

2回、フアンカルロス・サルガド(左)を攻める内山高志
2回、フアンカルロス・サルガド(左)を攻める内山高志
Photo By 共同

 世界ボクシング協会(WBA)スーパーフェザー級タイトルマッチ12回戦は11日、東京ビッグサイトで行われ、挑戦者の内山高志(ワタナベ)はチャンピオンのフアンカルロス・サルガド(メキシコ)を12回TKOで破り、王座獲得に成功した。

 内山が会心のTKO勝ちで世界の頂点に立った。挑戦者の気迫が、無敗同士の世界戦として注目された試合を制したといえるだろう。

 王者サルガドが昨年10月、安定感抜群のホルヘ・リナレス(帝拳)から衝撃の1回TKOで世界を奪ったのは記憶に新しい。その難敵を相手に内山は序盤から強い気持ちで闘った。

 それを証明したのが優勢で迎えた最終12回だ。無理な打ち合いをしなくても勝利はまず間違いなかった。しかし、内山はKOの好機にラッシュをかけ、12秒を残してのTKOに結び付けた。

 この結果には意味がある。可能性がある限りノックアウトを目指すボクサー本能そのままの集中打だった。この勝利は世界王者としての「あした」につながるはずだ。

 ▼フアンカルロス・サルガドの話 非常に悲しい。日本に来るということでプレッシャーはあったが、自信はあった。ただ内山のような選手と闘うのは初めてだった。珍しい動きで、何をするか読めなかった。

 ◆内山 高志(うちやま・たかし)埼玉・花咲徳栄高でボクシングを始め、アマチュアのライト級で全日本選手権3連覇。05年7月プロデビュー。07年9月に東洋太平洋スーパーフェザー級王座を獲得し5度防衛に成功した。攻防兼備で強打の右ボクサーファイター。戦績は14戦全勝(11KO)。埼玉県出身。30歳。

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