真っ向打ち合いもあと一歩…細野「楽しかった」
12回、プーンサワット・クラティンデーンジム(右)の右ストレートを浴びる細野悟
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WBA世界スーパーバンタム級タイトルマッチで、王者プーンサワット・クラティンデーンジム(29=タイ)に挑戦した細野悟(26=大橋)は、判定で敗れ王座奪取ならず。しかし、先につながる敗戦だった。
113―115、113―117とジャッジ2人は王者プーンサワットを支持したものの、114―114のドローが1人。世界初挑戦で初黒星を喫した細野は「王者はうまかったけど、ドローは励みになる。もっと攻められるようになりたい」と前向きに語った。
過去40戦してわずか1敗の王者にもひるまなかった。左ボディーに右クロス。強烈な右アッパーで顔面をはね上げられながらも積極的に打ち返した。「相手のパンチは切れがあったけど、緊張よりも楽しかった」。大舞台を純粋に楽しんだ。
悔やまれるのは8回。右拳を痛めて手数が減った。それでも、大橋ジムの大橋会長は本来のフェザー級で世界に再挑戦させる考えを明言。「もっともっと攻められるようになりたい」。敗者の顔に闘志がみなぎった。
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