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とどろく雷、赤い帯 桜島の火口上空に「火山雷」

2010年1月11日10時1分

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写真:噴煙をあげる桜島と火山雷=10日午前0時11分、鹿児島市、全日写連島田英雄さん撮影噴煙をあげる桜島と火山雷=10日午前0時11分、鹿児島市、全日写連島田英雄さん撮影

 活発な噴火を続ける鹿児島市の桜島。噴火で上昇した水蒸気や火山灰などが摩擦して電気が発生し放電する「火山雷(かざんらい)」の瞬間を、鹿児島県霧島市の全日写連会員・島田英雄さんがカメラに収めた。熱を帯びて飛び散る噴出物も、流れ出す溶岩のように赤い帯状にとらえられていた。

 島田さんは10日午前0時すぎ、昭和火口の噴火に伴う火山雷を、約3キロ離れた桜島内で撮影した。噴火は普段より噴煙量が多く、しばらく続いたため、火山雷も20分以上、火口上空付近で見られたという。「こんなに長時間にわたって火山雷を見たのは初めて。山頂付近から目を離す暇もなかった」と話す。

 鹿児島地方気象台によると、桜島は昨年、過去最多となる548回の爆発的噴火を記録。今年に入ってからも活動は衰えず、今年の爆発的噴火は10日午後6時現在、49回に上っている。

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