2010年01月10日

ベトナム戦争参加を美化したがる韓国政府

 1月6日朝日新聞の記事「ベトナム戦争の解釈『平和維持』 −−韓国にベトナム反発」より引用(アサヒ・コムに掲載されず!)。

 ベトナム戦争の際、派遣された韓国軍も民間人虐殺、強姦などの残虐行為を行ったのは周知の事実。
ところが昨年9月、韓国の国家報勲庁が「国家報勲制度」の全面改訂作業を発表し、従来「戦争参加功績者」とされていた元ベトナム戦争従軍兵士らを「国家功績者」に格上げする方針が明らかになった。兵士らを「世界平和の維持に貢献したベトナム戦争勇士」などとほめ称えているという。
 当然のことだがこれにベトナム側が反発。「我々は被害者。ベトナム戦争の目的が、なぜ世界平和の維持なのか」。

 うん、たしかにベトナム従軍元兵士らが平和に維持したってんなら、閔妃暗殺に関わったとされる三浦梧楼も、結局併合論に傾いた伊藤博文も、義兵を掃討した日本軍も、三・一独立運動で民衆を虐殺した官憲も、朝鮮人強制連行に関わった官・民も、「平和維持に貢献した」ってことになるわな。

 昨年10月の李明博大統領のベトナム訪問も危うくなったが、「世界平和の維持に貢献」の文言削除を約束することで訪問にこぎつけた。なんだか政治家が失言して海外から抗議されるたびに右往左往する日本政府とそっくりだな。

 ベトナム政府はこの交渉の中で加害事実を隠蔽しようとする韓国に、次のように抗議したという。
 「侵略者は『未来志向』といった言葉を使いたがり、過去を忘れようとする」
 (韓国が小泉の靖国参拝を批判したことを挙げ)「この問題で日本を批判している韓国なら、我々の考えが理解できるだろう」
 チベットやウイグルを侵略してる中共にも言ってやりたいね。

 韓国政府も中国政府も、日本帝国主義から受けた侵略は批判する一方、自国の行為は隠蔽し美化しようとする。国家というか体制というものに惑わされちゃいけない。
 間違ってもチベット侵略を非難しつつ日本の加害行為は無視したり、その逆をやっちゃいけないよ。そんなのは国家権力に操られてるだけだからね。



・・・つか、朝日にはこういう興味深い記事が載る反面が、馬鹿みたいというか馬鹿そのものの記事、社説も多い。めっちゃ多い。
別に読んでやってもいいけど、金払って読むこたぁねえだろ?こんな「ブル新」をさ。
 こんな体制内大資本に、俺んちみたいな貧乏人がなんで金払わなきゃなんねーんだよ?現在、家庭内の反革命勢力と闘争中でありますwww
posted by 鷹嘴 at 00:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 歴史認識 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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