岡山放送局

2010年1月11日 19時8分更新

井原鉄道 開業11年で百円


岡山県総社市と広島県福山市を結ぶ、第3セクターの「井原鉄道」は、開業から11年を迎え、11日、全線を100円で乗車できる「ワンコインデー」の催しが行われました。

井原鉄道は、岡山県総社市と広島県福山市の間の41点7キロを結ぶ第3セクターの鉄道で、開業から11年を迎えました。
これを記念して、11日は大人も子どもも始発から最終まで、全線を100円で乗車できる「ワンコインデー」の催しが行われました。このうち岡山県井原市の井原駅のホームは午前中から大勢の人で混雑し、到着した列車に次々に乗り込んでいました。
井原鉄道によりますと、11日は臨時列車を出して対応にあたりましたが、乗車率が最高で250%にのぼった列車もあったということです。
井原鉄道は開業以来、赤字経営が続き沿線の自治体から財政支援をうけていますが、今年度は高速道路の料金の引き下げの影響で利用客が減り、経営状況はいっそう厳しくなっています。
倉敷市から来た60代の男性は、「もっとたくさんの人が利用できるよう工夫して頑張ってほしいです」と話していました。