岡山放送局

2010年1月11日 19時8分更新

ホテルで食中毒 調理業務禁止


倉敷市のホテルでコース料理を食べた19人がおう吐などの症状を訴え、倉敷市保健所では食中毒と断定して、このホテルの一部のちゅう房での調理業務を禁止する処分にしました。

処分を受けたのは倉敷市下津井にある鷲羽ハイランドホテルです。倉敷市保健所によりますと、今月6日、ホテルで開かれた会社の新年会に出席してコース料理を食べた34人のうち、37歳から68歳までの男女19人がおう吐や下痢などの症状を訴えました。
保健所では、症状を訴えている客がいずれも同じ料理を食べていることから、この料理を原因とする食中毒と断定し、ホテル内に4つあるちゅう房のうち、食事を調理した2か所のちゅう房での調理業務を、10日夜から当面、禁止する措置をとりました。
さらに、このホテルでは、兵庫や大阪からきた19人の団体も同じ日に同じ料理を食べ、おう吐や下痢などの症状を訴えている客もいるという情報もあり、保健所で確認を急いでいます。
鷲羽ハイランドホテルの木村説男常務は、「お客様にはまことに申し訳ないと思っています。今後は、保健所の指導に従い、改善していきたいです」と話しています。