日本の病を治す！

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【朝鮮戦争】ニクソン氏「朝鮮戦争は日本に関する戦争」、米資料。米国参戦の決定は、韓国というよりは日本の共産化阻止が目的


日本人の罪の意識が問われる過去の歴史です。戦争を考えるときに大事なポイントは、「誰が得をしたか？」です。直近のイラク戦争やアフガン戦争では誰でしょう？そして・・朝鮮戦争では？
この問題を考えるには時代背景を知る必要があります。朝鮮戦争よりも遡り沖縄で激戦が戦われていたあの当時、アメリカの対日占領方針は分割占領でした。アメリカが関東北陸中部。英国が九州西日本。中国が四国。ソ連が北海道東北をそれぞれ分割占領するものでした。しかしその後大きく変化しました。戦後ソ連と歩調を合わせていけると考えていたルーズベルト大統領が死に、彼の外交をほとんど引き継ぎされていなかったトルーマンが大統領に就任します。そしてトルーマンは知るのです。45年2月のヤルタ会談でのポーランドに関する密約をソ連が守っていない事を。さらに原爆開発の成功が決定的になりました。ソ連の参戦を得ずに日本を屈服させる事ができるようになった。戦後のソ連との関係を考え単独占領に切り替えて行きます。
結果的に日本は米単独占領下に置かれ朝鮮半島は米ソ分割占領される。その後加速度的に冷戦化は進んでいく。そして朝鮮戦争勃発。
こうして考えてみると冷戦の始りと朝鮮戦争の開始は日本を当事者外にして他律的に勝手に進行したかのように思えてきます。たしかにアメリカやソ連の世界戦略があり、開戦に踏み切ったのも金日成の主導的な役割は否定できない。そういう面では日本には結果責任は無いようにも思われるかもしれない。しかし、私はそれは皮相的な考えだと思う。なぜならこの事件を契機に日本は特需で経済復興のきっかけをつくった。朝鮮人の血で日本人は大いに丸太りしたのである。さらに対日厳罰方針の象徴である非武装化も解かれ、旧軍人の暗躍等もあり新生日本軍が誕生する(特に海自)。
日本は朝鮮戦争での最大の受益者である。最大の受益は経済復興や再軍備よりも日本が反共の民主主義工業国家として位置する権利をアメリカに認めせた事だ。例えそれが他律的な結果であったとしても。
そういう点では日本人は朝鮮人を踏み台にして戦後の基礎を築いた道義的責任がある。朝鮮を植民地支配した宗主国としてその批判は免れないのだ。
今こそ日本の平和憲法と経済大国の影の部分。特に朝鮮戦争に関する日本の道義的責任を照射するべき時なのだ。