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2010年1月11日 (月)

正解

やはり気付かれましたか。そうです、前の記事は宮部みゆきさんの長い長い殺人の書き方をモチーフにしました。
 
まあ、僕のレベルは桁違いに低いですが…。
 
今年はね、いろいろ勉強したいんすわ。文章もうまくなりたいしねぇ。だから、最近は作家気取りしてたんすわ。
 
やってみるとなかなか楽しい。
 
でも確かに急に変わったらついていけないっすわなぁ。
 
いつも行ってるラーメン屋さんのラーメンの味が急に変わったら嫌ですもんねぇ。確かに。
 
でもラーメン屋さんはラーメン屋さんなりに考えて考えぬいて味を変えたんすよ。たぶんね。
 
まあ、そんなこんなで、今年は文章力もつけたいし頭ももっと使いたい。頭の回転だって早くなりたいし、トークだって…。
 
何が言いたかったんかなぁ?あっ、そうや。
 
とりあえずあんな感じのブログが増えると思いますんでご了承ください。
 
普通にも書きますよ。普通にもね。
 
こんなふうにね。
 
カマキリの頭に見えた。
 
 
 
うん、流石にこれは低次元すぎる。

2010年1月10日 (日)

シンネンカイ

 私のご主人はお酒が好きだ。一人でもよく飲まれるし大勢になると記憶を失うほど飲むときもある。ご主人がお酒好きでよかった。お酒好きであるから私とご主人のスキンシップも多くなる。心の底から酒、とくにビール様には感謝している。私は上がっている。

 昨日も私たちには馴染みのない「シンネンカイ」という宴があったようだ。今年に入って何回目だろうか。フクダという男は「自転車」を語り、トクイという美男子は「エロス」を熱弁し、イノウエという不思議な髪型をした男は「ビガンキ」という物の良さを伝えるので必死だった。その頃、ご主人様はただひたすらヘラヘラしお酒を流し込んでいた。いい調子だ。まだ私は上がっている。

 二時間ほど経過したあたりからご主人様の様子がおかしくなってきた。周りの人の話を聞きながらもぞもぞとしている。そろそろ私の出番のようだ。

 ご主人様は話が一段落すると席をたちトイレへと向かった。放尿タイムだ。トイレに入るや否や、すぐに親指と人差し指で私を掴み一気に下げた。そう私はご主人様のズボンのチャックである。

 ご主人様はことを済ませると優しく私を掴み上げてくれた。

 ここからは大忙しだ。ご主人様は一度放尿タイムをむかえてしまうと、あとは二十分おきに膀胱がパンパンになるからだ。それからの一時間半、私は上げ下げされっぱなしだった。これ以上の幸せはない。ご主人様はというと、放尿タイムのせいで周りの人が話している話のオチがほぼ聞けていなかった。これ以上虚しいことはない。

 かわいそうな体質だ。

 しかし、私にとっては最高の体質なのです。ご主人様、今年はあと何回「シンネンカイ」があるのですか?そのときはどうかこのズボンを履いていってください。そして私を上げ下げしてください。よろしくおねがいします。

 終盤ご主人様はトイレから戻り、周りの話に耳を傾けている。私は下がっている。

2010年1月 8日 (金)

悲劇からの脱出

 たらりと汗が床に落ちた。

 石田は顔面蒼白で唇を震わせている。虚ろな視線の先は真っ赤に染まっていた。

「うそやろ」

 石田は真っ赤に染まった「それ」を揺らした。微動だにしない。絶望感に飲み込まれそうになりながら、周りを見渡すと運よく誰もいない。不幸中の幸いだ。

 ここから逃げ出そうとしたが、足がまったく動かない。どうすればいいんだ。石田は考える。なんとか今の状況を切り抜けたい。ひとつ案はある。しかし、それはかなりのリスクがある。油断すれば全てが水の泡だ。どうする?しかし、もう限界だ。よし、一か八か賭けてみよう。

 そう決意し、石田は全身の力を抜き目を閉じた。

バフッ!!

 轟音とともに悪臭が広がった。そうオナラをこいたのだ。そしてオナラだけを出すことに成功したのだ。石田は激痛から少しだけ救われガッツポーズをした。

 するとカチッという音とともに先ほどまで真っ赤だった「それ」が真っ青になった。そう鍵が赤から青になりドアが開いたのだ。

 石田は出てきた人と握手をしてドアの向こうに消えていった。

2010年1月 7日 (木)

どちらが

 石田は物欲と闘っていた。

 ショーケースを眺め財布をちらりと覗き、そしてショーケースへと視線を移す。かれこれ何十分こうしているだろう。

 そうだ。またもやフィギュアが欲しいのだ。

 周りの店員や客にNON STYLEの石田だということはとっくに気付かれている。ひそひそと話す声が聞こえてくる。

「うわ、まだおるやん」

「ほんまや。お金あるねんから買ったらええやん」

「なあ、そういえばケチ顔やもんなぁ」

「あ、それおれも前から思っててん」

 言われたい放題である。

 しかし、これだけは言っておこう。決してお金をもっている訳でもないがケチでもない。何故僕が渋っているかというと、もう飾るところがないのだ。財布を覗いていたではないかと言いたい方もいると思う。それにはしっかり理由がある。財布の中に家の棚の写真が入っているのだ。

 写真を見ながら「ここに置こうか、これをここに移動さして、いやこれを斜めに」と考えていたのだ。

 とりあえず今日は買わないでおこうと決めたとき、高校からの友人の島原からメールが送られてきた。

 「かっこいいやろ」

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 うらやましい。悔しいから送りかえしてやった。

「かっこいいやろ」

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 この二人、どちらが強いのだろう。

 

 

2010年1月 6日 (水)

西野

 僕は休みに西野と会っていた。
 
 昼食をとり今宮戎神社に初詣に行きUSJではしゃぎ梅田で飲んだくれるというプラン。
 
 しかし僕は西野にさらに楽しんでもらいたかった。
 
 定食屋に行く道中。
 
「あ、メイドカフェあるやん。メイドカフェ行こうや」僕はいった。
 
 西野はきょとんとしている。そして「正月感ゼロやんけ」と呟いた。
 
 そんな西野を無視してメイドカフェに突入した。正月の午前中ということもあってか、心の準備も実際の準備も出来ていない私服姿のメイドさんになる前のメイドさんが出迎えてくれた。
 
「い、石田ぁ。に、西野ぉ」
 
 メイドである事を完全に忘れてしまっている。ご主人様を呼び捨てとはいい度胸だ。まあ度胸は座っているはずだ。メイドという設定にも関わらずごりごりのガングロなのだから。
 
 しかしせっかく来たのだから楽しもうと西野。
 
 
 
 西野の心意気に惚れた。
 
 では、とことん楽しんでもらおう。
 耳ほりというメニューを西野にしともらった。恥ずかしさに溺れる西野は「お母さんごめ〜ん」と叫び続けた。
 
 
 西野に辱めを与えた罰が当たったのだろうか。この後の僕は散々だった。
 初詣とUSJ。楽しかった。楽しかったが、罰が当たり続けた。
 
 最終的に飲んだくれて帰りぎわに西野が僕にいった。
 
「石田、今日のUSJでの出来事ブログに書くなよ!おれがあらゆるところで話すから!」
 
 かしこまりました。

2010年1月 5日 (火)

アイスクリーム

 勝山梶改めアイスクリームの梶剛は携帯電話を握りしめ冷や汗を流していた。自然と鼻息が荒くなり貧乏揺すりも止まらない。
「いしちゃんどうしよう」梶が向かいの席で生ビールを飲んでいる男に声をかけた。
「なにが?」まったく興味がなさそうな言葉が帰ってくる。
 梶は苛立つ気持ちを抑えながら「ライセンスの藤原さんのブログ見たらさ」と話し始めた。
 藤原氏のブログにこう書かれていた。
「アイスクリームの梶!(電話)番号換えたなら連絡してこい!」
 梶は向かいのガリガリの男に、留守番電話に入れたはずなのにと主張したが「留守電はあかんやろ」とあっさりと否定された。あの出っ張った頬骨をひきちぎりたい衝動にかられながら電話をかける。
「あっ、もしもし藤原さんですか」しっかりと声が裏返った。
「どうしたん?」藤原氏特有の低音ボイスが梶を震え上がらす。
「あのですね、さっき藤原さんのブログ見たら、僕の携帯の事が書かれてましてですね」と言ったところで藤原氏の豪快な笑い声が聞こえた。
「焦った?」と愉快そうな藤原氏。ほうれん草のごま和えを旨そうにほうばる頬骨野郎。
「怒ってます?」
「怒ってへんよ」
 しかし梶は謝罪を続ける。
「すいませんでした。僕携帯換えた時連絡さしてもろたんですけど繋がらなくて、留守電に入れさせてもらったんですよ。それがいけなかったですね。もう一度連絡するべきでした。ほんまにすいません」必死とはこの事だ。
 すると藤原氏は「そうやったん?すまん」とすぐさま謝罪し「悪かったな、また飯行こうや」と電話をきった。
 梶は胸を撫で下ろし向かいの頬骨をみた。「よかったよかった」と呟きながらまだほうれん草を口に運び続けていた。たまらず梶は言った。
「おい、ほうほうほう」
「ん?」頬骨の目が点になる。
「ほうれん草を、ほうばる、ほうぼねの略じゃ!」
「しばいたろか」と言いながら頬骨は笑っていた。
 梶は今のコメントに手応えを感じながら、久々にお酒を飲もうと烏龍茶のグラスを置いた。
「すいませーん。梅酒の水割り!ほぼ水で」

2010年1月 4日 (月)

不公平

不公平

 僕が楽屋でいつもどおり無になっていると、カシャッという音が聞こえてきた。
 
 顔を上げると男が携帯カメラを構えていた。相変わらず芸人にしておくにはもったいない程の整った顔立ちだ。
 
 
 
ハイキングウォーキングの松田さん。
 
 これだけの容姿を持ちながら「おもしろい」し「いい人」なのだから参ったものだ。ため息が唇をこじ開ける。
 
 そこに彼が現れた。神様はイタズラな人だ。タイミングが悪い。この2人が並んでしまえば「不公平」という言葉を発せずにはいられない。
 
 
 
 
 初恋タローの高森。
 
 おそらく同じ髪型なのだろう。しかし同じ髪型でここまで違うのか。神よ、あなたは罪だ。何故なら彼はあれだけおもしろい容姿を持ちながら「あんまり」だし、僕の家の合鍵を紛失するような「不届き者」だからだ。
 
 しかし彼は不思議な能力を持っている。何故だか「人に嫌われない」のだ。僕が抱えている最大の謎のこの能力は、僕が最も欲しい能力である。
 
 やはり神は公平なのかと納得し始めたとき彼がいった。
 
「石田さん、聞いてくださいよ〜。1部のお笑いファンの中で、1日に高森を3回見たら不幸になるって言われてるんですよ〜」
 
 前言撤回。
 
 
世のなか不公平だ。

2010年1月 2日 (土)

石田家の血

 僕は元旦の仕事を終えて祖母の家に向かった。

 携帯電話を見ると大量のメールが届いている。俗にいう「あけおめメール」だ。僕が送った「あけおめメール」に対しての返事の「あけおめメール」と、新たな「あけおめメール」でごったがえしている。気のせいか携帯電話も疲れているように見える。

 そのギブアップ寸前の携帯電話を握りしめ「あけおめメールリターンズ」が始まる。僕の左手の親指が高速でボタンを押す。疲れきった携帯電話の背中のツボを押しているようだ。明日は揉み返しがひどいだろう。

 親指があまりいうことを聞かなくなった頃、祖母の家の前に到着した。しっかり閉じられたドアからどんちゃん騒ぎの様子がしっかり漏れている。恐ろしい。

 大きく息を吸い込みドアを開ける。

「あけましておめでとうございます」

 僕が言うのも待たずに近くにいた長男がコップを渡してくる。親父の妹の娘がビールを継ぐ。親父の兄二人が上座から「こっちへこい」と誘う。そんなこと関係なしに次男が「パソコンありがとう」と話しかけてくる。その下で次男の息子二人が「明、トランプしよう」と袖をひっぱる。親父が「おい、明。はよこっちこい」とせかす。親父の妹が脈絡もなく「どう?この服お洒落やろ?」とほざく。その娘たちが「山Pと友達になって」と要求してくる。無視して祖母にあいさつをする。祖母の声に耳を傾けていると「あっきら~!遅かったや~ん」と母の声。信じられないほどの力でハグをされる。

 てんやわんやとはこのことだ。この間なんと15秒。総勢32人。

  先が思いやられた。そして案の定石田家の酒飲みの血がこの状況をさらに加速さしていった。おそらく外には轟音が鳴り響いていたに違いない。

 やかましいし疲れる。腹が立つこともある。

 でもいつまでも続けたい。

 そう思うのも石田家の血なのかもしれない。

2010年1月 1日 (金)

富士

「あけましておめでとう」
 
 2010年になり手当たり次第、僕はそれを口にしている。何百回言っただろうか。今となっては形状記憶マウスになっていて、意識せずに声帯を震わせている。
 
 嫌な気分はしない。本当にめでたいと思っているし、何よりこういった日本古来からのならわしが嫌いではない。いや、はっきり言おう。好きだ。
 
 それにしても本当にめでたい。新年を迎えて最初の仕事が8000人を超える観客の前での漫才。寒空の下カウントダウンをし終えた8000人が僕たちNONSTYLEとオリエンタルラジオの漫才を鼻を真っ赤にして待ってくれている。ありがたい。
 
 まずはオリエンタルラジオ。出るや否や黄色い声援に包まれたかと思うと、大爆笑の渦を作り上げた。
 
 やはり「お笑い」はいい。みているだけでしあわせになる。
 
 オリエンタルラジオが仕事を終え「さみ〜っ」と腕を擦りながらも笑顔で帰ってくる。
 
 出囃子が流れ僕たちは舞台へと足を踏み出す。すると「わあ」という完成と拍手が僕たちを迎えてくれた。
 そこからはただの興奮状態。アドリブの連続。快楽の絶頂。
 
 漫才で新しい年を始めることができる。こんなしあわせはない。
 
 
いい年がおくれるに違いない。そう思いながら大阪から東京へと向かう新幹線の窓を眺めると…。
 
 
 
 
富士山。
 
いい年がおくれるに違いない。

2009年12月31日 (木)

暮れる

今年も終わっちゃいますね。
 
みなさんおつかれさまでした。ほんでもってありがとうございました。
 
今はまさかの紅白出場(一瞬)を終え、ヘリポートに向かっております。憧れのヘリコプター移動。
 
ではでは、よいお年を〜。
 
 

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