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2010年1月 5日 (火)

藤原直哉の「日本と世界にひとこと」 2010年1月5日 何度も来た道

何度も来た道

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コメント

明けましておめでとうございます。本年も放送を通して勉強させていただけたら幸いでございます。昨年からおっしゃられているように、今年から“平成の応仁の乱”に突入するという認識を持って、昨年以上に気を引き締めて聴かせていただきます。よろしくお願いいたします。
ありがとうございました。

投稿: うだうだ | 2010年1月 5日 (火) 19時52分

ドル中心の貿易決済システムは、意図的なバブル生成と崩壊で天文学的な借金の踏み倒しを企図した謀略で終焉でしょうから、個人的には貴金属、特に単価の安い銀のインゴットを保有すべきでしょう。

有史以来の金の産出量は公式には15万tですが、識者は50万tと見ています。
これを実体経済の規模8000兆円に対応させると金1gが1万6000円ですが、有史以来の産金量が全部動くなどあり得ないので、1/5で10万tとすれば金1gが8万円と計算上なりますが、金の絶対量が少なすぎて流通に支障がでますので必ず複本位制+資源バスケットとなるでしょう。

もしかすると、金の場合タングステンの入った金塊が話題になったこともありますので、金が敬遠されることも考えられます。
そうなれば、銀本位制+資源バスケットとなります。
高い『金』を買う必要はないかも知れません。
国家としても、外準に債権や金塊でなく銀塊を保有した方が賢いとなるのではないでしょうか。

投稿: 奇兵隊 | 2010年1月 5日 (火) 21時06分

こんばんは。
これから何が起こるのか? 至ってのんびりやの私もさすがに不安になりました。
又 テレビに失業者の哀しい姿が写し出され、今現在の日本の姿が見えてきます。

約一ヶ月ぶりに日経225とTopixのチャートの回帰トレンドを書いてみました。
(私は一目均衡表も回帰トレンドも手書きです)
しかし何故今、このように急角度で見事に吊り上げたのかなぁ? 疑問です。

先生 お写真を拝見しました。矢張りチョッと怖そう・・
 (名前を変えました。すみません)

投稿: なでし子 | 2010年1月 5日 (火) 21時25分

訂正です! 
怖そう・・ではなくて、 
厳しそう・・でした(笑い) 失礼致しました。

先生のコメントで「自分でエンジンをふかして離陸できる教育を、」とありましたが、私はただ抱きしめるだけの母親で、少中の二人の子供の冬休み中、疲れて果てました。
いつかお暇の時にでも先生の子供時代の思い出話をお聞かせ下さい。

投稿: なでし子 | 2010年1月 6日 (水) 02時12分

 報道によると、アイスランドのグリムソン大統領は、経営破たんしたアイスランドの銀行の海外預金者に資金を返還する法案に対する署名を拒否しました。
 英国とオランダの預金者に対する50億ドルを超える資金の返還をめぐる問題は、同国と欧州の火種になりそうです。
 アイスランドは現在海外から金融支援を受ける交渉や、EU加盟交渉の途中ですがこの問題はそれらの交渉に悪影響を与える可能性があります。
 相変わらず、金融危機ネタの話題は事欠きません。
英国もご臨終へ更に近づきました。

投稿: iceman | 2010年1月 6日 (水) 03時23分

5日の英国債相場は下落(利回りは上昇)。長期金利の指標となる表面利率4.50%の10年物国債の利回りは、前日終値比0.051%高い4.015%でした。 
-- ケセラケサ (なるようになるさ) --

投稿: iceman | 2010年1月 6日 (水) 03時31分

ご講義有り難うございます。大変勉強になります。
ただ今年は選挙のとしですので、その目的達成のためには各政府は何でもやるということがあるのかな、と思っております。少し厳しい状況である米民主党にとって、経済政策の成功(の演出)は最も優先すべき課題。選挙が終った後に先生がおっしゃたシナリオが実現してくるのではないか、と思っております。しかも金融機関を遥かに超えた国家という単位で、仰られた確信犯的な居直り強盗をやる可能性も高いのではないでしょうか、と思いました。

投稿: 社会民主主義 | 2010年1月 6日 (水) 07時17分

みなさん、こんにちは。いつもありがとうございます。市場はどんどん極まっていきますね。アイスランドの件も国民の大反対で、結局イギリスとオランダには支払わないのだそうです。今回のレントゲン型ボディーチェック機の導入もそうですが、EU加盟国が本格的に割れ始めました。英米がこけることは大体みんな織り込み済みだと思いますが、欧州大陸も破断ということになると、本当に今年は世界がうなりますね。本当にタテからヨコに90度ずれるのでしょうね。大昔からの預言がこうして実際に起きるのかと思うと感慨深いものがあります。

米国もバブルの崩壊で大慌てしたのは今世紀に入ってこれで2度目です。ブッシュのときにITバブルが崩壊して、あのときもホワイトハウスでこれはえらいことになった、日本と同じことになってしまう、どうしようと大騒ぎをしていました。それで結局911をやるのですね。あの時は戦争でしのいだ。しかしそこでパンドラの箱=びっくり箱のふたを開けてしまったからもう米国は金融も軍事もどうにもなりません。911直後に見られた世界の同盟も今は全く。最近は台湾にも米国産牛ひき肉の輸入禁止をつきつけられる始末。しかしとにかく中東が大変だから日本にも台湾にも構っていられないというのが米国の外交の実態でしょう。すなわちもうこれで2度目なので、今さら何も打つ手がないというか、情報公開もされてしまったし、何かやる気力がないというのが実態ではないでしょうか。

経済で今年大きな変化があるとすれば米中関係だと思います。中国も反米派が台頭してきています。このあいだ日本に来た、習近平はアンチ親米派でしょう。また日本、台湾、北朝鮮の動きを見て米国の保守派も焦っています。この15年ぐらいは東アジアは中国に任せるとしてきたのが米国ですが、それが全然機能しなくなっています。米国経済を持ち上げるには中国からの輸入を止めるのが一番効果的だと米国の単純な政治家は思うでしょう。ところが米民主党は中国とのパイプが太いから今までそれができなかった。しかしもはや経済も外交も中国との協調を前提にしていては米国の国益を維持できなくなってきた。そもそも中国と米国は利害関係が一致していたから協調していただけで、友人だとも同盟だともお互いに思っていません。

米中関係の破断は大きな影響を金融経済に及ぼすでしょう。中国も米国債をたたき売るでしょうし、米国は中国製品を輸入禁止にする。どの程度破断するかはわかりませんが、今年はそれが大きなリスクのように思います。

貴金属は今年は乱高下でしょうね。所有者が大きく変わる年ではないでしょうか。子供の頃のことですか、おいおいお話しましょう。そんなに厳しくはないと思いますが(大笑)。


ありがとうございます。どうぞみなさんますますご活躍ください。

藤原直哉拝

投稿: 藤原直哉 | 2010年1月 6日 (水) 08時30分

実体経済は、デフレで深刻な不況。
金融経済において、実体経済への融資はそれほど回っているとは思えないが、潤沢に資金注入された市場は、お金が溢れかえり、明らかにバブル。(金融は崩れかけているが、中銀が銀行に資本注入し、不良債権を今のところマスクしている。)
バブルがはじけると、影に隠れていた実態が明るみになり、金融が総崩れ。
そうなると、金融を助けていた中銀や政府も全壊又は半壊状態にきっとなると思う。
全壊又は半壊の政府が、実体経済をどうやって立て直すのか、ちょっと不安になる今日この頃。

投稿: 達磨 | 2010年1月 6日 (水) 12時23分

 はじめまして、2009年の暮から縁あって藤原さんのインターネットラジオを夫婦で聞いています。リーダーシップの放送のバックナンバーをボチボチ聞いているとああ、これだったのかと思い当たる点が多々ありとても勉強になります。

 私が転職して東京から北海道に来たのが2002年。それから脱サラ、アルバイト、酪農実習生を経て今はビニールハウス8棟もって4haの農家です。実習中はなまじ大学で勉強したことが邪魔してなかなか一歩を踏み出せず、一人もんもんとしていました。が、いつしか断層の向こうへ渡れたようです。そうなれば笑顔が戻り、人とのご縁ができてものごとトントン拍子に進みました。今はまさに戦略的低エネルギーの生活を楽しみフルーツトマトの栽培に精進するのが楽しい毎日です。

 お忙しいところ中、インターネットで有益な情報を発信していただいてありがとうございます。これからもいろいろ勉強させてください。よろしくお願いします。

投稿: トマト | 2010年1月 6日 (水) 14時30分

アイスランドのニュースの次に、
ギリシャは救済しないとECB専務理事が明言したニュースがありました。
正月早々、色々なニュースが出ますね。
昨年まではひたすら平穏無事の雰囲気を作っていましたが、もはや、そのようなことが出来なくつつあるのでしょうか。
米国は、金融業に対して世論の反発が強いようですが、金融業者は相変わらず好きなようにし、過去最高のボーナスをかすめとりました。
日本の金融業者は、マスコミには全く非難されていません。我々の預金を欧米どもに好きなように使われ、欧米の不良債権を買わされ、我々の税金を使って、株が上がって喜んでいます。
ロックフェラーやロスチャイルドの末裔よりも、頭が全然悪く、ただ単に利用されているだけの役に立たない日本の金融マンを可哀想に思います。

投稿: iceman | 2010年1月 6日 (水) 18時50分

 財務相後任に菅副総理、国家戦略相は仙谷氏兼務という発表がされました。
 藤井前財務相は、「円安誘導、株価買い支え」の政策には反対でしたが、
菅氏は、過去に、「円安誘導、株価買い支え」を指示する考えを表明していました。
さて、この政策で、金融危機を乗り切るのでしょうか。

投稿: エリン | 2010年1月 6日 (水) 20時25分

みなさん、こんにちは。藤原直哉です。新年もいきなり波乱含みですね。JALはつぶれかかっているし、長期金利は上がりつつあるし、しかも全世界的に、そしてご指摘のように国家破綻も世界中に広がりつつあって、今年は本当にえらい年です。

東京の大整理ですね。みんな21世紀的生活をしていてくれればなんでもないのですけどね。いまだに20世紀的生活にしがみついている人がほとんどですから、ここが転機になるのでしょうね。

日本の金融業者はもう話題にすらならないぐらいお粗末ですね。でもこれから会社がつぶれ始めると、どんどん路頭に放り出されてきます。時代は動きますね。

ありがとうございます。どうぞますますご活躍ください。

藤原直哉 拝

投稿: 藤原直哉 | 2010年1月 6日 (水) 23時38分

藤原先生 皆様 おめでとう御座います。
 今年もよろしくお願いいたします。
 2010年の幕開けで御座います。此方はすごく寒いです。経済の動きが 本当に操作されているのが感じられて怖いです。
でもきっとよい世の中が来ますよね。
マスコミの力を何とか皆の幸せと平和の実現の力に取り戻せましたらと願わずにおれません。

投稿: kamehime | 2010年1月 7日 (木) 20時15分

kamehimeさん、こんにちは。いつもありがとうございます。今年は大きく動きますね。本物の転機でしょう。これはよくなるための変化ですね。ですから新しい時代をよい時代だと思えるように自らのレベルを上げていくことが大切です。がんばっていきましょう。どうぞますますご活躍ください。ありがとうございます。
藤原直哉 拝

投稿: 藤原直哉 | 2010年1月 7日 (木) 23時34分

はじめまして、藤原様。

周りで一般の人に聞くとほとんどの
人がまた景気はそのうち良くなると
考えている人が私の父を含めて多いです。
何故?と聞くと景気は循環するもの、
そして株価が上がればまた金持ちが
必ず金を使いだすから
悪い時があればまた絶対に良くなると。

私がもう景気は回復せず世の中の
仕組みが変わって今までのような
価値観では生きていけない世の中に
なると主張すると、
お前は気違いか?
そんな事は100%絶対にありえない
そんなネガティブでどうする。
もっと積極的に今まで以上に頑張って
仕事して儲けないでどうする?
次に景気が良くなる前がチャンスで
今しっかり努力していれば必ず
成功するとお叱りを受けます。

必ず景気は良くなる。
その証拠に株価も毎日どんどん急激に
回復しているじゃないか?
実態経済も少し遅れているだけだと。
いったいお前は何を見ているんだ?
どこに目をつけているんだ?
と散々お叱りを受けます。

私は今の株価はお金を突っ込んだ
だけのバブルだと主張すると。
鼻で笑われます。

まぁ、誰に言っても馬鹿にされるだけ
なので最近は敢えて何も
言わなくなりました。
それにしても年末からの株価の急激な上昇は気持ち悪いですね。
私は来たるべき時に備え、
備蓄やら自然の食べられる物の知識を
学び、太陽発電による発電装置の自作などの事柄を勉強、実践しています。
色々な知識や経験は来たるべき時には私だけでなく、今は私の事を馬鹿に
している人が改心した時に
役立つと信じております。

投稿: あおぞら | 2010年1月 8日 (金) 20時38分

こんにちは藤原様、市場は嘘の付き合いですか

ミロク銀行の要望書を近所の議員さんの事務所へ持っていきましたが、金融システム破綻なんて全く考えていないようでした。

パチンコで3万円負けて借りた金が250円だと言う話をして今の状況を説明してチョット真面目に聞いてくれたかな???

管財務大臣も国際金融の仕組みを御存じなのか?

昭和18年とか辺りから何が起きていたのか共通認識を持つような勉強会をするようなマスコミが現れないと大変そうですね。NHKは当てになりませんし(笑

こことか
http://blog.goo.ne.jp/nanbanandeya/e/3332e024c183254d13ac912c4578172e
こちらとか
http://blog.katei-x.net/blog/2009/09/000927.html
藤原さんとは違う視点ですが解りやすい。

資料集
http://www.rui.jp/new/chumoku/benri_1.html

も良く纏まっています。

投稿: kazu | 2010年1月 8日 (金) 20時58分

みなさん、こんにちは。いつもありがとうございます。今年は大きな転機ですね。おっしゃるように、みんなそうなると思っていないから、激しい破壊と変化が起きるのです。時代は阿鼻叫喚の声とともに変化を遂げていきます。

破壊は神の仕事、立て直しは人の仕事といわれます。どこまで破壊が進むかまだ読みきれない状況ではありますが、そうとう根本的なところから立て直しをしないとならないと思います。ここでまさかと言ってひっくり返る人はだいたい、立て直しには加わるエネルギーを持っていません。壊れたらそれっきりです。

やはり変化、破壊を悟って、備えて、次を考えていた人が集まって立て直しをするしかありません。過去20年間の日本もうしたことの繰り返しでしたね。そんなことをありえないと言って人がどれだけ多くの人たちが消えていったことか・・・。

時代は前に進めるしかありませんね。

資料もありがとうございます。今度永田町にもって行きます。なんとしても平成の日本興業銀行を作り直すしかないでしょう。今年、来年が勝負ですね。菅氏だけではないですよ、わけがわからないのは。でも今年、流されるでしょうね。大きく世代交代が起きるのでしょう。

どうもありがとうございます。ますますのご活躍を!

藤原直哉 拝

投稿: 藤原直哉 | 2010年1月 9日 (土) 00時26分

 米国は景気は回復したといっていますが、雇用減少や賃金下落が続いており、どう考えても、株価上昇以外、景気回復の現象が見られません。しかも、株価上昇も救済バブルの末の姿で、景気回復による株価上昇でないのは一目瞭然です。
 米国は、雇用減少、賃金減少、物価下落などのため、景気対策として、政策金利を低めに誘導していますが、今は、米国債が売れずに、金利を上げざるを得ない状況になりつつあります。 米国は、前門の虎、後門の狼に挟まれ、金利設定が非常に難しいように思います。

 先月に、円高対策と称して、日本政府や日銀でゼロ金利政策や金融緩和などの金融対策をしましたが、どう考えても、日本のためというよりは、米国の金融政策の一環として利用されたように感じるのは、気のせいでしょうか。
 
 米国内の景気対策よりも、海外の軍事展開や国内失業者対策を優先すると思います。そうすると、米国債発行をするため、金利を上げることになりますが、そのうち危機感から米国債が海外に売れなくなり、FRBで直接買取し、ドル紙幣を刷りまくり、ドルの暴落がくる日も近いように思います。

 日本は米国に抱き合い心中をされないように逃げるべきだと思います。
日本の米国債買取や円安誘導にこだわる政策は、そのうち命取りになるのではないでしょうか?

投稿: まどか | 2010年1月10日 (日) 09時57分

まどかさん、こんにちは。まったくおっしゃる通りです。しかし、何というか、江戸時代の末期、徳川が負けるとわかっても徳川を支え続けるしかなかった藩がたくさんありましたね。今の日本はそんな感じですね。

それでも昨年秋に政治が変わりましたから、これから大転換が起きるのではないかと思います。特に新興国が米国幕府を見限り始めていますからね。

ありがとうございます。どうぞますますご活躍ください。

藤原直哉 拝

投稿: 藤原直哉 | 2010年1月10日 (日) 12時07分

 菅大臣と仙谷大臣が消費税導入に関する発言をしました。
民主党は弱者保護を売りにしていた政党で、4年間は消費税を導入しないと言っていました。けっこう、いい加減な政策変更といいますか、健忘症的発言だと思います。
 鳩山首相は、株などの多額の財産がありますが、現在、株式は分離課税20%ですが、以前は総合課税でした。この辺の見直しは必要はないのでしょうか。
所得税の最高税率は、今は40%ですが、昭和50年ぐらいまでは、75%だったと記憶しております。この辺の見直しも必要ではないかと思います。
 鳩山首相のように贈与がある方は、多額の贈与税をかけてもいいのではないかと思います。
 1930年代の恐慌時は、かなりの関税がかけられていました。 国内産業保護と税収の確保のために、理に適った政策だと思います。関税の見直しも必要だと思います。
 見直すべきところを見直して、消費税を上げるのでしたら、理解できますが、唐突に消費税を20%程度にすると言われても、困りものです。
民主は税制の政策に関しても、暗そうですね。

 次の参議院選挙では、民主・自民・公明のような国民を欺く政党には、絶対に投票しません。

投稿: 名捨迭爺 | 2010年1月11日 (月) 11時17分

 どう考えても民主党は本気で官僚と対決しようとはしていないように思えます。

 あの仕分け作業は国民に対するパフォーマンスとは言わないけど官僚に言いようにあしらわれているように思います。官僚は国会議員より一枚上手のように思います。だって、学生時代に一生懸命勉強したのが官僚になって、遊び狂ったのが政治家になったというの本当なら当然の結果でしょう。

 もし特別会計を本気で調べようとしているのなら、故石井議員の残した数十に及ぶ段ボール箱をまず調べるだろうと思います。それが民主党の本気度を調べるリトマス試験紙になりそうです。きっと・・・たぶん・・・もしかしたら・・・チョット自信ないけど・・・うーん。

投稿: みかんちゃん | 2010年1月11日 (月) 13時22分

みなさん、こんにちは。いつもありがとうございます。菅氏に仙谷氏。本当に昨年の選挙が市民革命だったことが分かっているのでしょうかね。

しかしもう少し広い視野でいろいろなことを考えてみたいと思います。

ひとつは昨年の秋から国内外で長期金利が大きく上がっています。これからJALの救援や金融破綻の後始末で天文学的金額の財政資金が出る。しかし、歳出は削減すると言いながら予算は肥大化。債券投資家をなだめるために増税の話をしたという側面がひとつ。

でも増税の話はよく聞くと、実は消費税率の引き上げは議論すらできない状態が続くと言っています。すなわち無駄がまったくなくなったら議論すると言っていますが、そんなことは千年待っても不可能です。ですから、民主党でも消費税の引き上げは議論すらしませんと言っていることと何ら変わりません。この点は非常に重要ですから、誰か国会で菅氏にはっきりそう聞くべきです。

もうひとつは、今頃になって財界だの米国は昨年の市民革命にあわて始めて、何とか体制を立て直せないかと考えています。朝日や読売の一面はそんな焦りの記事で毎日満たされていますね。今日も家の前を公明党の宣伝カーが走っていましたが、公明党もまだ生きているようで(笑)。

財界だけでなく中小企業でも消費税率の引き上げを声高に主張する経営者がいますが、その会社、よく見てください。財政資金が出るから商売をやって利益を出しているという事業の比率がかなり高いと思いますよ。すなわちタックスイーターは中小企業にもあるのです。そういう会社にとって見ると今、民主党がやっているように事業を廃止すると売り上げも利益も減ってしまいます。だからもっと増税して、もっと予算を使えというわけです。

よくスウェーデン型にしようと民主党が言うわけですが、よく気をつけないと。タックスイーター達はそれを逆手にとって、財政資金で商売しようとしていますよ。

そもそも消費税は会社が払うのではなくて消費者が払うわけですからね。消費者や従業員の痛みはあまり考えていません。むしろ生活が窮乏化すればより安い賃金で雇えるだろうぐらいのものです。消費者が窮乏化したら売り上げが減るでしょうって?いえいえ。財政資金を引っ張り出して売り上げにすれば、消費者の窮乏とはまったく関係がないのです。

一方役所にしても、役所が弱体化しているから、役所が何かやろうとしても役所だけじゃできない。だから役所も予算を格好良く使ってくれる民間企業と手を組むのです。でも、それは民間にしてみれば予算を使って売り上げを建てる話で、総合的な戦略やリーダーシップがないままに、とにかく予算を売り上げにすべくやる仕事が多いのです。

こういう連中は暗く冷たい経営者で、社員を見ると能面とビー玉だからよくわかります。声高に消費税率を上げるべきだと言っている経営者、こんなタイプではないかチェックしてみてください。種明かしをすればすごくお粗末なことが多いのですよ。国のことなんか本当は何も考えてなくて、自分の利益のことを上手に国益にカモフラージュさせているのです。

それでこういう連中は、今年の夏の参院選でできるだけ民主党を負けさせて、鳩山首相を退陣に追い込み、菅氏でも仙谷氏でも、財界、小沢、米国の言いなりになる暗くて冷たい連中を集めて、場合によっては自民や公明を含む政界大再編をやって、既得権益を守ろうとしているのでしょう。菅氏は為替の90円台半ばという発言を見ればわかるように、財界が後ろについていますね。それから民主党の議員でも大企業のサラリーマンみたいな人は、国の未来のためより自分のためを優先して、いろいろ理屈をつけながらも長いものに巻かれろみたいなことになるかもしれませんね。

しかしね、そんな連中が集まって本当に次の政治が運営できると思っているのでしょうかね。革命が起きたことがよくわかっていないのですね。しかも今年は世界大恐慌3年目。死の舞踏もまた盛り上がってきますよ。

とにかくNPO法人日本再生プログラム推進フォーラムに見られる市民レベルでのヨコのつながりや、地方の動きは、そういう中央での姑息な政治を根底から吹き飛ばすでしょう。

今年は大きく動く年になりそうですね。
ありがとうございます。

どうぞますますご活躍ください。

藤原直哉 拝

投稿: 藤原直哉 | 2010年1月11日 (月) 14時22分

こんにちは藤原様、消費税に関しては輸出戻し税も絡んできますよ。

消費税は国内の話なので輸出した物に関しては消費税分の税金が戻ってきます。不思議なことに部品を納入した額ではなくて製品となった額に対して戻ってくるそうです。部品を集めた金額と製品にした金額は違ってきますから消費税を上げると勝手に利益が増える企業もある訳です。

少し古いですが詳しくはこちら
http://www.zenshoren.or.jp/zeikin/shouhi/061106/061106.html

経団連の企業が並んでいますね(笑

町工場レベルの話では年が越せなくて国内で部品調達が出来ない日本製品が沢山出てくる雰囲気ですね。一部では中国製の方が量産効果で性能が上回っているとか?

優秀な日本製品も幻想になろうとしているようですよ。ネジとか使えない物が増えていると感じていましたが装置の組み立てでネジの品質に気を遣う所は少ないのかな?
(コストダウンの要請に応えて行程を省いているのですが)

技術や技を持っている人が諦めるまでの時間が早そうな感じもします。

投稿: kazu | 2010年1月11日 (月) 18時32分

 藤原先生、消費税に関するコメントありがとうございます。
米国が、大手新聞を利用して、民主を弱体化し、米国がいいようにしようという魂胆があるのですね。
投票行動について、再度、慎重に考えます。

 債務者は、身に余るお金をいくら借りても、貸してくれる人がいる限り、あるいは、貸している人が取り立てない限り、破綻を免れ、今まで通りの生活をすることができます。
 今の米国がそのような状態にあると思います。
 米国は、金融や財政において、既に破綻していて、日本を含め多くの国は、その事実を知ってはいますが、お金を取り立てないで、逆にお金を貸して、米国を生かしています。

 それにしても、1ヶ月足らずで、1ドル84円後半から93円後半まで約9円のドル高円安は異常ですね。なぜ、破綻予備国の通貨がここまで上がるのか分かりませんし、大企業の応援があるにしても、菅財務大臣が円安政策を誘導するのも分かりません。ドルの底が抜けたら、費やした金が水泡に帰すのに。
ちなみに、菅大臣を含め日本の政治家は、米国は破綻しているという認識がないのでしょうか。金融や経済政策で米国の破綻が免れるとでも思っているのでしょうか。

 さっさと、米国が破綻し、米国の後ろ盾が無くなった政治家を排斥して、本当に日本の国益に適う政策ができるような時代になってほしいと思います。

投稿: 名捨迭爺 | 2010年1月11日 (月) 19時03分

菅財務省にはガッカリさせられた。
消費税増税の前に、所得税・法人税の累進税率の見直し(フラット化している税率の累進率を高める)とか、中曽根内閣以来の金持ち優遇税制の撤廃が先になければ、政権交代詐欺だ!

不況不況と言っても、優良輸出企業などを中心に企業の内部留保は200~400兆円もあると何かで読んだ。
霞ヶ関も特別会計で税を集め過ぎているから、実体経済に金が回らなくなる。
年金資金なんかも150兆円規模で運用しているが、集めすぎだろう。

官民の集めすぎている金を、適正に再分配すればデフレなんか脱出するのは簡単ではないのか。


あと中国だが、人民元の発行は債券の発行を伴わずに行っている疑いがあるようです。

ななしのいいたい放題
中国・韓国・日本のそれぞれの為替介入と外貨準備と運用先
http://blog.livedoor.jp/omttm202/archives/51431368.html

以下のネットゲリラのエントリーのコメントで、「中国は外貨も納税も関係なく政府が金を配っていて」とあるのを見て思い出したのですが、本当なら中国経済の突然死もありますね。

ネットゲリラ
鳩山バブルきたこれ
http://shadow-city.blogzine.jp/net/2010/01/post_2b88.html?cid=24006354#comments

投稿: 奇兵隊 | 2010年1月11日 (月) 22時11分

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