内山が新王者、細野は黒星 WBAダブルタイトル戦
12回、フアンカルロス・サルガドから2回目のダウンを奪い、雄たけびを上げる内山高志=東京ビッグサイト
世界ボクシング協会(WBA)のダブルタイトルマッチは11日、東京ビッグサイトで行われ、スーパーフェザー級3位で挑戦者の内山高志がチャンピオンのフアンカルロス・サルガド(メキシコ)に12回2分48秒でTKO勝ちし、世界初挑戦で王座獲得に成功した。
スーパーバンタム級10位の細野悟は、王者プーンサワット・クラティンデーンジム(タイ)に0-2(1人のジャッジは引き分け)の判定で敗れた。
内山は左ジャブでペースをつかみ、強烈な右ストレートで強打のサルガドを追い詰めると、最終12回のラッシュで勝負を決めた。30歳の内山は14戦全勝(11KO)と無敗のまま王座に就き、日本のジムに所属する世界王者は6人になった。
細野は迫力ある打ち合いを展開したが、試合巧者の相手を攻略できず、プロ初黒星を喫し、17戦16勝(12KO)1敗になった。
(2010年1月11日)
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