浪速の人情ヒップホップ男性7人ユニット「ET-KING」が、吉本新喜劇の現&旧座長である小籔千豊(36)、石田靖(44)と異色コラボしたことが10日、分かった。ET-のリーダー、イトキン(30)と小籔が大阪市内の同じマンションに住んでいることから実現した“ご近所コラボ”。吉本の2人がET-の新シングル「サクラサク」(2月3日発売)のPVに友情出演を果たした。
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エレベーターで出会ったらあいさつはもちろん、お醤油(しょうゆ)も借りられるほどのご近所さんだったイトキンと小籔。互いに同じマンションに居を構えていることは知っていたが、小籔が出演しているテレビ番組にET-がゲスト出演したことから食事に出掛けるなど交流が始まったという。
食事に行っても一緒に帰れるという利点もあり、2人は「大阪を元気にしたい!」という同じ思いを語り合い、昨夏には小籔主催の音楽とお笑いのフェスティバル「コヤブソニック2009」にET-が出演した。
そのお礼の意味もあり、小籔は今回の新曲PVの台本を書き下ろし、さらに石田にも出演を打診。石田が昨年、結婚披露宴を行った際、ET-の大ファンだった新婦のためにET-がサプライズで歌を披露した縁があり、石田も快諾した。
新曲は、ET-が目標に向かって旅立つ親友への応援歌として書き下ろし、「今度は俺たちが背中を押してやる!そんなメッセージをたたき込みました」とアピール。5月30日には自身初の大阪城ホール公演も決定し、小籔が監修したコント・ミュージカルを披露することになっている。
最近はイトキンがゴミ捨てに行った際、自宅が禁煙のため近くの公園にたばこを吸いに行く小籔とよく擦れ違うという2人。イトキンは、妻帯者の小籔に対してはさすがに直接、自宅に伺うことを遠慮しているが「いつか家にも遊びに行かせてもらいたいなと思っています」ときっぱり。それが新曲のヒットパーティーともなれば、ご近所のつながりがより深まることは間違いない。