ボクシングの前ＷＢＡ世界フライ級王者・坂田健史（２９）＝協栄＝が、２月７日に神戸ワールド記念ホールで行われるＷＢＡ世界フライ級タイトル戦の勝者と対戦することが１０日、決定した。協栄ジムの金平桂一郎会長が発表した。坂田は２月２０日に行う試合で勝利し、フライ級のランク入りが絶対条件となる。
この日、金平会長はダブル世界戦で来日中のＷＢＡランキング委員長ホセ・ゴメス氏と、同じく来日中のＷＢＡフライ級王者デンカオセーン陣営を交えて後楽園ホール展示場で話し合いを行った。協栄ジムは昨年１１月のＷＢＡ総会でＷＢＡから坂田の世界戦に関して条件付きで承諾を得ており、この日正式にゴメス氏から承認を得た。
金平会長によると、タイトル戦の勝者は、２月７日から９０日以内に坂田との試合を義務付けられるという。王者デンカオセーンが防衛すれば、海外での試合の可能性があり、挑戦者・亀田大毅（亀田）が勝利すれば、５月にも国内で開催する方向で、金平会長は「ようやく決まってほっとしている」と話した。
(２０１０年１月１０日)