手錠でつながれ、ドーリングに鉄パイプでわき腹を痛めつけられる小島(左)=埼玉・所沢市民体育館
「全日本」(10日、所沢市民体育館)
3冠王者の小島聡が、小橋建太(ノア)、天山広吉(新日本)の挑戦を逆要求した。この日は、11日・浜北大会の初防衛で迎え撃つ挑戦者ドーリングと6人タッグ戦で前哨対決。試合には敗れたが、奮闘で自らを鼓舞しつつ、欠場を続ける2人の復活を願った。
右ヒジと右ヒザを手術し、復帰時期未定の小橋とは昨年10月に初対戦して刺激を受けた。首と肩を手術し、夏までの復帰を目指す天山とは盟友。小島は「自分が頑張ることがエールになる。2人が元気になればタイトルマッチの夢も膨らむ」と長期政権を誓った。
そのためにもドーリング撃破は絶対条件。前哨戦ではシリーズ開幕戦で痛めた左わき腹を凶器で狙われ、もん絶する場面もあったが「こんなんで終わってたまるか。バカヤロー!!」と前を向いた。
(2010年1月10日)