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羽生四冠“どうぶつしょうぎ”に本気モード!…栃木

羽生四冠は真剣な表情で「きりん」のコマを動かす

 将棋の羽生善治四冠(39、名人、王将、王座、棋聖)が10日、栃木県宇都宮市の東武百貨店で開幕した「とちぎ将棋まつり」(文化庁主催)に参加、子供にブームになっている「どうぶつしょうぎ」に挑んだ。

 3×4の盤面を使い、ライオン、象、きりん、ひよこの4種類のコマを使って戦うゲーム。日本女子プロ将棋協会の公認のもと、昨年9月に幻冬舎エデュケーショナルから一般発売され、早くも15万セットが売れるヒット商品となっている。

 本職の方では敵無しの羽生四冠も「どうぶつしょうぎ」は初心者。「実はうちの娘(12歳と10歳の女児)から教えてもらいました。学校で聞いてきたようで、初めは“何それ?”と聞き返したほどです」と苦笑い。それでも考案者の北尾まどか女流初段(29)との対戦では鋭い読みと巧みな寄せで勝利し、貫禄を示した。羽生四冠は「覚えるのは意外と簡単。私ももっと勉強します」と気に入った様子だった。

 久保利明棋王(34)を挑戦者に迎える第59期王将戦7番勝負(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)は15日から徳島県・大塚国際美術館で開幕。羽生四冠の新シーズンが幕を開ける。

[ 2010年1月11日付 ]

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