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新成人8割が選択!日本の未来は「暗い…」

 「成人の日」の11日、全国各地で式典などが開かれ、127万人の新成人が大人の仲間入りをする。新成人を対象にしたインターネットアンケートでは、約8割が日本の未来について「暗い」と回答。恋愛に「消極的」とした人は約6割に上り、男性の5割以上が自身を「草食系男子」と答えるなど、現代の若者の傾向があらためて浮き彫りに。一方、長崎県などで一足早く10日に行われた式典では騒ぎを起こす若者が相次いだ。

 アンケートはインターネット調査会社マクロミル(東京)が実施。成人式を迎える全国の男女約1300人を無作為に抽出して調査。有効な回答をした男女各258人、計516人について分析した。

 日本の未来について、「明るい」「どちらかといえば明るい」と回答した人は合わせて20・8%。これに対し、「暗い」「どちらかいえば暗い」は79・2%に上った。理由としては「景気が悪くなる一方で、年金問題なども解決のめどが立たない」「政権交代で何かが変わるかと思ったが特に大きな変化がない」などの声があった。

 総務省の人口推計によると、1989年生まれの新成人は1日時点で127万人。内訳は男性65万人、女性62万人。3年連続で過去最少を更新し、調査を始めた68年以来初めて130万人を下回った。

 アンケートでは、恋愛についても質問。男性の57%、女性の55・4%が「消極的」「やや消極的」と答え、“恋愛に臆病”な傾向がみられた。

 恋愛や消費に対してガツガツしていない若い男性を指し、昨年の流行語大賞でトップテンにも入った言葉が「草食系男子」。増加傾向が指摘されているが、自分を草食系男子と思うかとの質問には、53・9%が「そう思う」「どちらかといえばそう思う」と回答。「草食系男子」をどうとらえるかについて、全体の32・4%が「肯定的」「どちらかといえば肯定的」と答え、「否定的」「どちらかといえば否定的」の26・7%をやや上回った。

 一方、「草食系男子」の対義語で、男性と交際しようと積極的に行動する「肉食系女子」と自ら思う人は、「どちらかといえばそう思う」を含め11・6%にとどまった。

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