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各一門の票が流動化なら貴乃花親方に“追い風”

<大相撲初場所初日>天皇、皇后両陛下を出迎えるため整列する貴乃花親方(右端)ら
<大相撲初場所初日>天皇、皇后両陛下を出迎えるため整列する貴乃花親方(右端)ら
Photo By 代表撮影

 2月1日の相撲協会の理事改選に出馬を表明している貴乃花親方に流れが向いてきた。

 前日、時津風一門と高砂一門が会合を開き、両一門で協力し3人の理事候補を擁立する方針を確認したが、この日、時津風一門の親方が「調整するのは難しいのではないか」と見通しを語った。時津風一門には現在理事選の投票権を持つ評議員が18人(当選ラインは10票)いるが、前回までは1人しか擁立しなかった。ところが今回は12人の評議員を擁する高砂一門とタッグを組み、両一門で30票を確保し、時津風一門で2人、高砂一門で1人を擁立する方向で調整を始めていた。

 しかし、旧態依然とした派閥の締め付けに疑問を持つ声が上がったことで、調整が難航する可能性が高まった。また、現職理事の大島親方(元大関・旭国)と新顔の伊勢ケ浜親方(元横綱・旭富士)を擁立する方針だった立浪一門も微妙な情勢になってきた。一門の有力親方は「(票を固めるのは)厳しいかもしれない」と分析する。各一門の票が流動化すれば、貴乃花親方の賛同者がさらに増える可能性もありそうだ。

 ≪“キーマン”が意味深発言≫貴乃花親方(元横綱)と理事選のキーマンに浮上した間垣親方(元横綱・2代目若乃花)が両国国技館内で急接近した。間垣親方は鳴戸親方(元横綱・隆の里)を支持から一転、貴乃花親方支持に回り、この日は館内のファンから「貴乃花に入れてください」と懇願される場面もあった。間垣親方は投票に関してはノーコメントだったが、貴乃花親方が歩み寄って一礼すると笑顔で「(二所ノ関一門は)まとまらないんじゃないの?」と意味深に話していた。

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