2009年10月15日(木)
今回の記事は、友人のブログにある「番組を視た子供がお母さんにこの歌なんて歌ってるの?とか、一緒に歌いたいから歌詞教えてなんて言い出したら、お母さん困るんだろうなぁ」との感想に触発されて掲載しました。 OP と ED の歌詞と日本語訳は文末に掲載しております。 |
夜、日本国内で放映されているテレビ番組、アニメ「あにゃまる探偵 キルミンずぅ」の主題歌にタイ語曲が採用されているという記事を留学時代の友人のブログで発見した。タイ人歌手初の日本メジャーデビューとなる。
テレビ東京系6局ネットで2009年10月5日より放送されている日韓合作アニメ「あにゃまる探偵 キルミンずぅ」で主題歌を歌っているのは、2006年に RS Promotion 傘下の Big Blue Record からデビューした Neko Jump 、ヌーイ=ワラッター・イムラーポーン(19)とヂェーム=チャラッター・イムラーポーン(19)の双子。ともに国立中位のスィーナカリンウィロート大学芸術学部演劇学科の第1学年に在籍しており、タイにおける「日本フリーク」の例に漏れず(日本人としては嫌悪感を禁じ得ないが、タイ人日本フリーク最前衛の「証」ともなっている)コスプレ趣味を前面に押し出した強烈なキャラクターで一定の知名度を確立している。 RS Promotion 系列に知己がいないため真相は不明だが、タイ人日本フリークのあいだで流行しているコスプレ趣味と日本人アニメフリークのあいだで流行している「萌え」の高い親和性が、今回の成功における最大の要因ではないかと推測する。
タイ人歌手の日本進出は、これまで失敗の連続だった。2003年に韓国ドラマ「冬のソナタ」がヒットすると日本で韓国の芸能文化がブームとなり(韓流)、同年、韓国人歌手の BoA (クォン・ボア)が外国人初の NHK 紅白歌合戦出場を果たした(第54回NHK紅白歌合戦)。タイのレコード会社は、この追い風に乗じて日本進出を果たすべく、日本人エージェントと組んでタイ人歌手の売り込みを図る。ところが、パーミー=イーフ・パーンヂャルーン(G”MM’ GRAMMY)とアイス=サランユー・ウィナヤパーニット(G”MM’ GRAMMY)は芳しい成果を挙げないまま撤退。いずれも日本語を自由に操れなかったことが最大の失敗要因とされており、当時の韓国トップ歌手イ・スヨン(韓国文化放送2年連続最高人気歌手大賞)も同じ理由から知名度を上げられず、オリコンウイークリーチャート125位と振るわないまま撤退している。
アニメ「あにゃまる探偵 キルミンずぅ」オープニング曲の歌詞と日本語訳はつぎのとおり。
* (*繰り返し) |
アニメ「あにゃまる探偵 キルミンずぅ」エンディング曲の歌詞と日本語訳はつぎのとおり。
(おはいようございます Let’s go)
* (Let’s go) (*繰り返し) |