青空文庫の概要


1999年10月22日
2000年11月15日 修正
富田倫生(青空文庫呼びかけ人)

このページは、新聞や雑誌などに青空文庫を紹介してくださる方のために、用意したものです。
以下で確認できない点については、info@aozora.gr.jpにお問い合わせください。


青空文庫は、インターネットを利用して作った、無料公開の電子図書館です。

著者の死後50年を経て著作権の切れた作品と、著作権者が「公開してもらって構わない」とした作品を電子化し、テキストファイル、HTMLファイル、エキスパンドブックの三種類の形式で提供しています。
現在の登録作品数は、トップページ最下段に示しています。

一日の利用者数は、トップページ左フレームにあるカウンターを参照してはじき出してください。(1日、2日、決まった時間にチェックして、計算してみてください。そこからはじき出された1日あたりの増加分は、「トップページへのページビュー」と表現できます。2000年11月現在では、「1日あたり約5000」程度でしょうか。「1日あたり約5000人が利用するといっても、そんなに外れてはいないでしょう。)

入力や校正の作業に当たっているのは、「青空工作員」と呼んでいるボランティアの皆さんです。
工作員の延べ人数は、2000年11月現在で、約300人です。

メインサイトは、http://www.aozora.gr.jp/で、まったく同じ内容で同時に更新しているミラーサイトを、http://www9.wind.ne.jp/aozora/においています。
ご紹介いただく際は、http://www.aozora.gr.jp/を記載してください。

「無料公開の電子図書館が作れないか」という相談は、ボイジャーの開発したエキスパンドブックという電子本への興味を通じて知り合った4人で、1997年2月頃からはじめました。
ごく私的なウェッブページを作る感覚でいましたから、ついつい準備を先延ばしし、同年8月になってようやく、5作品ほどを並べてスタートしました。
それぞれの思いは同じではありませんが、私(富田)の目から見たエキスパンドブックについては、「短く語る『本の未来』」に書いています。

開設にいたる経緯と活動のあらましは、下記の文書を参照してください。
「〈イネーブル・ライブラリー〉としての青空文庫」
「青空文庫の挑戦」
どちらも同じような中味ですが、「〈イネーブル・ライブラリー〉」の方がやや長く、「青空文庫の挑戦」では、著作権に関する考え方を示しています。

If you need an English explanation, please refer to the following article, written in spring of 1998.
"Objectives of Aozora Bunko, a private electronic library "

こちらは商品として販売しているものですが、『本の未来』(アスキー刊)には青空文庫に至るまでの流れを、『インターネット快適読書術』(ひつじ書房)の第五章には、開設の経緯とその後の流れを示しています。(あくまで、富田個人の視点からのものですが)

利用者のために用意している「青空文庫早わかり」も、活動のあらましを知る上では参考になると思います。