Morning Conversation オノ・ナツメ×中村光

from 南青山 to 錦糸町

——お二人とも肉を食べないのが共通点と伺いまして、本日の対談は、ヴィーガン（※完全菜食主義。乳製品も含めて動物性の素材を一切食べない）のカフェをお借りしました。ケーキもコーヒーもオーガニック素材を使っているそうです。写真撮影も終わったところで、飲み物のおかわりはいかがですか？

オノ　さっき「オーガニックコーヒー」を頂いたんです。じゃあ今度は、この「穀物コーヒー」をお願いします。

中村　私もそれをください。

オノ　中村さんはコーヒー派ですか？　私はお茶も好きですけど、仕事中は——。

中村　絶対コーヒーですよね（笑）。

オノ　ものすごいがぶ飲みです（笑）。「ネスプレッソ」を購入して、エスプレッソもよく飲みますね。

中村　ネスプレッソですか？　私もです！

オノ　いいですよね！　仕事中は、そんな頻繁に外に出て、飲めないですもんね。本当に便利だし、酸味も少なかったり、自分の好きな味を選んで飲めるから、本当に美味しくて。

中村　外で飲むエスプレッソよりも美味しいんですよね。見た目もかわいいから、アシスタントさんと「今日は何色のカプセルにする～？」って、楽しくなります。

オノ　かわいいですね～。去年の暮れぐらいに出た、期間限定のジンジャーって買われました？

中村　あっ、まだ買ってないです。

オノ　すごい美味しかったですよ～。年に何回か、季節によって新しいフレーバーが出るんですよね。今年の冬はこんなフレーバー、とか。

中村　私、あたためた豆乳でエスプレッソを割って、ソイラテにするのが大好きで。すっごい美味しいですよ。お菓子みたいになるんです。

——　中村さんはベジタリアンであることを公言されていますが、クリームもだめなんでしょうか？

中村　私は、乳製品は大丈夫です。卵も、無精卵なら大丈夫。でも豆乳が大好きなんです。……こんな会話で今日はいいんでしょうか（笑）？

——今日は食べ物の話がメインということですね（笑）。撮影の間も二人で楽しそうにおしゃべりされてましたが、どんなお話を？

オノ　このシチュエーションは、私たちに何を期待されてるのかってことと（笑）、どういうコンセプトで写真を作られるのかなと。「表参道の行きつけのカフェで、いつものアフタヌーンティー」みたいなことだったら……。

中村　やらせです（笑）！

オノ　対談が終わったら、打ち上げは錦糸町ですもんねっ。

中村　錦糸町のお店は、ベジタリアンのための中華料理屋さんなんですよ。私は今日で2回目なんですけど、前回初めて行ったときは、肉もどき料理ばっかりがっつり食べました（笑）。

オノ　お肉が全部、大豆なんかでできてるんですよね？　私、そういうお店に行くのは初めてで。写真で見させていただいたんですけど、鶏肉っぽいのとか、酢豚っぽいのとか、まったく本物のお肉みたいでした。

中村　ベジタリアンの天国です！　今日は私、お腹いっぱいになるまで食べたいです。

オノ　私も、鶏肉をもう何年も食べてないんです。

中村　じゃあきっと、喜んでもらえると思います！　あと、魚の白身を揚げたっぽい感じのやつとかもありますよ。

オノ　食べてみても、実際に魚っぽいんですか？

中村　私はだいぶ昔から食べてないので、想像上の魚みたいな感じなんですけど（笑）、かなり魚っぽいと思いますね。私、そこで坦々麺も生まれて初めて食べたんですよ！　もちろん、上に乗っているお肉は、お肉っぽくしてある大豆なんですけど。

オノ　坦々麺って、上にそぼろのお肉が乗ってて、私も食べられないんですよね。

中村　オノさんは、ベジタリアンなわけではないんですか？

オノ　ベジタリアンていうわけではなくて、苦手なだけなんです。魚は食べられますし、お肉も、食べられるお肉と食べられないお肉があって、豚は大丈夫なんですけど。それ以外の牛肉なんかは、昔からあまり好きじゃないなぁっていうのもあって。

——「モーニング・ツー」の宴席は、肉食系の人が多いので、ほとんど嫌がらせに近いそうですね（笑）。鉄板焼きのお店に連れて行かれるとか……。

中村　私たちのテーブルは、野菜だけで。隣ではお肉を焼いてるんですけど（笑）。

オノ　美味しかったですよ、ベジ鉄板。