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2010年1月10日 (日)

Yuki Kajiura LIVE vol.#5 ~日本語封印スペシャルLIVE~感想

※注意:この記事は端から端までネタバレで構成されています。大阪公演までサプライズを取っときたい方はご注意ください。
(追記:追加編あがりました!→こちら)

 

行ってきました日本語封印ライブ!
なんというか、この前年末のKalafinaライブに行って「もう文句なし!最高だった!」みたいな記事を書いたんですが、今回のライブはそれにも増して凄かった。「すごい」よりも「凄い」という表記がしっくりくるようなライブでした。
というかそれ以前にすごいとか最高とか軽々しく言っちゃいけないような気分になったライブです。
気圧されたというか、圧倒されたというか……。
こんなライブに参加できたこと自体がありがたい、といった感じです。どこぞやにいるかもしれない梶浦語の神様にお礼を言いたくなるような。(笑)

私がかじうらいぶ第一弾の日本語封印ライブに参加できなかったので、それを取り戻すような気持ちがあったこのライブ。何がなんでも行きたかったんです。
そのために去年ちょっと無茶をして更新が激しく停滞しちゃったわけなんですが。
その過剰なまでの期待に簡単に応えるどころかそれ以上を行ってしまったこのライブ、終わった頃には今まで梶浦さんを追っかけてきてよかったなぁ…なんて今までを振り返ってちょっとしんみりしちゃったりして。

うん、なんか今日の私変ですね。
まぁそんだけ圧倒的なライブだったってことさ!

 

今日は夏ぶりに物販に並びました。
だって今回のグッズは梶浦語が印刷されてるんだもの。
梶浦語が公式に発表されるのってこれが初めてじゃないですか。これは欲しい!
FJCのグッズ情報の写真を目を凝らして確認したところハンカチ・ボトルの梶浦語は「zodiacal sign」だとわかりましたが、Tシャツは細かくて全然わからん。
こちらは当日のお楽しみとして物販で実物を凝視。

凝視した結果Tシャツの方は「目覚め」でした。そして背中側に「zodiacal sign」。
うん、これはちょー欲しい。正式な梶浦語を覚えるチャンス!

余談ですが梶系のライブTシャツってふだん普通に着られるようなデザインが多くてありがたいですね。
やっぱり買ったからには使いたいよね(コレクター精神ゼロ)
夏のKalafinaのTシャツはうちのバイオリンの先生に「それかわいい~☆」と大好評だったし。(笑)

そんなわけでTシャツとハンカチを購入。あとバッグも。こちらもzodi。

 

今日は初の2階席です。まぁステージ全体がよく見えるよく見える。
Kalafinaのときと同様に開演前に新曲「時の向こう 幻の空」のPVが流れます。
イントロがいいよね!
こちらの感想はCD発売後に回すとして、歌姫ズがだんだん映像撮られ慣れしてきた印象が強かったです。特にWAKANA。さすがKalafinaライブで「PV撮影が楽しかった」と言っていただけのことはあります。

PV開始前に2階席右側の関係者席にHIKARUを発見。同じくらいの年齢っぽい女性が何人かいて誰が誰だかよくわからなかったなか、HIKARUだけは識別できました。高い鼻が特徴的な美人さん。

開始一発目は「cynical world」。メインを取るKEIKOの深みのある低音が見事!かっこいい!こっちもテンション上がる上がる。
日本語封印は何がくるかわからないからワクワクがいっぱいでそれもまた楽し。この曲もライブ初披露だもんね。
曲の繋ぎやイントロを聞きながら「あれかな?これかな?」とか「あー曲名が思い出せない!」とか「これこれこれきたぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」とかやってるのももう楽しい楽しい。

そんで次にきたのが「the image theme of Xenosga II」。もうテンションがメーター振り切るくらいに大興奮!
曲の激しい部分と静かな部分、その緩急のつけ方がさすが歌姫ズ。引き込まれる。強さまのドラムも激しくていい~!

MCを挟んで次に披露されたのは、誰が予想したでしょうかNHK「経済羅針盤」のテーマ「voyagers」!
これ初めて聴きました。いつもの梶浦語曲よりも明るい曲調でいい感じ。NHKさん「ヒストリア」の勢いにのってこれもCD化してくれればいいのに。
後のMCで梶浦さんが「2分くらいの曲を作ってくれと頼まれたのに、できあがったら5分くらいあった」とお話されていました。
「この曲気に入っちゃったんです、梶浦さんが(笑)」とのことで、フルサイズでの披露はこれが初。貴重。さあCD化しようか。

 

順に紹介していったらキリがないのでここらへんからかいつまんで印象的な部分を。
だって今回28曲もあるから!全部書きたいけど書いたら記事終わらない!

個人的に聴けて嬉しかったのが「ship of fools」「once upon a time there was you and me」。どちらも『ツバサ・クロニクル』からです。
「ship of fools」、私これ大好きなんですよね。でも今回は候補曲があまりに多いので特に「きてくれぇぇ!」みたいな意識はしていなかったのでまさに不意をつかれた状態。一瞬の驚きののちに感動がじわっと。聴けてよかった。

「once upon a time there was you and me」の見どころ(聴きどころ)はやっぱり今野さんですよ。
今回もしょっぱなからエロいソロを弾きまくる今野さんですが、ここではバイオリンの音色の様々な表情を見せてくれました。
曲始めのソロの郷愁を誘うような音色、変調後の不穏な音色…
さんざんエロいエロい言ってますが表現力もさすがのものです。もうたまんないです。まさに官能的。いやそれこそがエロさか。
今日の今野さんはソロいっぱいでスポットライトも当たりまくりで、2階席からはよく見えるし音もよく響くしでもうお腹いっぱい大満足。今日供給した今野成分だけでしばらく生きていかれそう。

 

歌姫ズにスポットを当ててみると、今日の貝田さんはなんだか体調がよろしくないご様子。
歌ってるときは全く気づかなかったんですが、MCでしゃべったら声が変。テンションが低いような感じの。風邪でも召したのかしら。
その後見ていると、いつもは拳を振り上げて客席を煽る貝田さんが今日はおとなしめ。やっぱり体調悪いのかも。
でも梶浦さんは「それでも歌うといつもの貝田さんですから。頼りになる方です」とおっしゃっていました。
実際MCでしゃべるまでは全く調子悪そうに聴こえなかったどころか「貝田さんの声よく聴こえる~」なんて思ってたくらいですからほんとにいつもの通り。さすがゆり姉。

そんなゆり姉のここ一番はまさかの「MATERIALISE」!
「目覚め」が終わって会場のテンションが高ぶっているなか聴こえてきたイントロに「まさか!?」と思った途端に聴こえてくるあの高音。
あんな声出るのかってくらいの高音を美しく歌っているのは貝田さん。これはほんとにびっくりしたとしか言いようがないです。魂持ってかれたとはまさにこのこと。
会場も皆驚いたのか、冒頭を歌い終わったところで貝田さんに盛大な歓声と拍手が沸き起こります。

そりゃそうだ。この曲は人気だけれど笠原さんなしでは実現できないんじゃないかと思っていましたもの。
だから今回の日本語封印でも選曲予想に浮かべど「やらないだろうな~」と除外される位置にあるこの曲を選曲しちゃった梶浦さんも、それを本家に劣らない美声と歌唱力で歌っちゃった貝田さんももうとんでもないです。
さっきの体調悪そうなMCはなんだったの。
「MATERIALISE」は他3人の歌姫のパートもあったものの、やっぱり貝田さんが圧倒的。もう圧倒的。
声楽科の本気を見た。今日のライブは貝田さんの「MATERIALISE」がすべて持っていきましたね。まさに貝田さんのための舞台だったと、そう思います。
なんなのもうすごすぎるんだけど。

 

WAKANAは相変わらずの美声。2階席にいると声がよく響くので「あぁWAKANAやっぱいい声だわぁ」と存分に楽しめます。
もう何回もWAKANAの声をライブで聴いてきて、そろそろ聞き慣れてきているはずなんですが、それでもまだ時折その声に鳥肌が立つことがあります。今日も然り。
「Historia : closing theme」なんか綺麗でしたよー。
というか「ヒストリア」はオープニングの方やるとばっかり思ってたのに。(笑)

KAORIはなんだか色っぽい感じに歌っていて、やっぱり上手くなってくんだなーなんて思ってしまいました。
コーラスも一段と映えていて、貝田さんとのコンビはなかなか相性が良さそうでした。

 

その他!
やるだろうと思った「bloody rabbit」「contractor」、「contractor」にはKEIKOが歌う低音版メインメロディが追加されていて高音担当だけかと油断していたところでびっくり。かっこよくて今回のライブの特に印象に残ったところのひとつです。
同じく予想していた「darklore」、でも実際聴けたら嬉しくてテンションがもう。
「MATERIALIZE」に続いて「聖乙女の祈り」までも!なんて贅沢な!!
「I reach for the sun」で本編のシメ。

 

今回は初めての2階席参加だったのでステージ全体の様子や音響を十分に堪能することができました。
フロントバンドメンバーズの動きもよくわかる~
1階席の一体感あるノリっぷりも見てると結構楽しい。
あとはもうね、こんな素晴らしいライブに参加させてくれてありがとうの一言に尽きます。
サントラの曲がこんなにたくさん、それもすごく質の高い歌・演奏で聴けるなんてこんな贅沢しちゃっていいんでしょうか。
梶浦さんも歌姫ズもフロントバンドメンバーズも、「渾身」という表現がぴったりきそうなライブでした。そりゃリハでぐったりするわけです。
年末のKalafinaがテンション高く盛り上がる「最高」なら、今回の梶ライブは心震える「最高」でした。
最高のライブで年を越して最高のライブで1年の幕開け。最高のスタートです。
今年も梶浦さんの音楽をたくさん聴けることがとても楽しみになるライブでした。

〈お知らせの類〉
・リクエストが多かったのでライブCDが出ます。5~6月頃?曲目は未定ですがきっと日本語はそんなに入らないと思います。
入れてほしい曲があればアンケートかメールか発売元に「これを入れなきゃ買わない!」と脅迫的手段をとるかしてください。(梶さん談)

DVDになっていないライブの曲でもOKのようです。アンケートに書き忘れたからメールだ。とりあえず「voyagers」「MATERIALISE」はぜひとも。

・ライブやります。
Yuki Kajiura LIVE vol.#6 今度は全部日曜日!
5/15(16のミス?) 大阪なんばHatch
5/30横浜BLITZ
6/6名古屋ダイヤモンドホール
6/13東京JCBホール

日付間違ってたらごめん!横浜と東京は行かないと!

 

最後に今日のセットリスト。
作品名も入れようかと思ったけど…大変だからやめといた。(笑)
もしかしたらそのうち追加するかも。

cynical world
the image theme of Xenosga II

MC1

voyagers
key of the twilight

MC2

L.A.
ship of fools
once upon a time there was you and me
a song of storm and fire

MC3

alone
bloody rabbit
contractor
everytime you kissed me
secret game
maze
canta per me
salva nos

MC4

Historia : closing theme
darklore
awake
zodiacal sign

MC5

媛星
目覚め
MATERIALISE
聖乙女の祈り

MC6

I reach for the sun

EN
in the land of twilight,under the moon
open your heart
a farewell song

MCなどは追加編で。アップ次第こちらにリンク貼ります。
→アップしました。追加編はこちら

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