2009年12月29日 15時03分
伸び続ける中国のGDP、庶民の間で「水増しだろ?」の声
中国の1人当たりGDP(国内総生産)が2010年末に4000ドル(29日時点で約36万6840円)に達するとの見方が、中国のネットユーザーの間で大きな話題となっている。環球時報が伝えた。
2000年、中国政府は2020年までに1人当たりGDPを3000ドルに引き上げるとする目標を設定したが、中国は08年にこの目標を達成した。
2010年末に1人当たりGDPが4000ドルを突破するとの見方は、00年の目標を10年も前倒ししたばかりか、当初の目標も大幅に超えるものである。しかし、中国で行われた調査によると、7割もの人びとが「1人当たりGDPの数字と自分の生活水準にはあまり相関性はない」と回答していることが明らかになった。
環球時報のウェブサイトが行った調査によると、74.5%のユーザーが「1人当たりGDPの数字と自分の生活水準にはあまり相関性はない」と回答し、「生活水準の改善は1人当たりGDPの伸びと比例する」と回答したのはわずか2割で、残りは「よく分からない」と回答している。
これに対し、中国ネットユーザーからは「統計の数字は確実に水増しされており、信じることなどできない」、「10年前と比べても生活が良くなったという実感などない」、「中国のGDPが増加しようが減少しようが、われわれの生活とは一切無関係だ」などといったコメントが寄せられている。(編集担当:畠山栄)
【関連記事・情報】
・日本の対インド投資額が対中投資額を超える、中国では「良いこと」の声(2009/12/28)
・波紋呼ぶ亀井氏の「天皇移住発言」、中国では同情の声も(2009/12/29)
・【中国ブログ】現在の中国は「1970年代の日本より見劣りする」(2009/12/28)
・サーチナ発!2009年中国ブログ「注目記事ベスト10」(2)(2009/12/28)
・【中国ブログ】日本国外を含め、天下に鳴り響く坂本龍馬の名声(2009/12/28)
2000年、中国政府は2020年までに1人当たりGDPを3000ドルに引き上げるとする目標を設定したが、中国は08年にこの目標を達成した。
2010年末に1人当たりGDPが4000ドルを突破するとの見方は、00年の目標を10年も前倒ししたばかりか、当初の目標も大幅に超えるものである。しかし、中国で行われた調査によると、7割もの人びとが「1人当たりGDPの数字と自分の生活水準にはあまり相関性はない」と回答していることが明らかになった。
環球時報のウェブサイトが行った調査によると、74.5%のユーザーが「1人当たりGDPの数字と自分の生活水準にはあまり相関性はない」と回答し、「生活水準の改善は1人当たりGDPの伸びと比例する」と回答したのはわずか2割で、残りは「よく分からない」と回答している。
これに対し、中国ネットユーザーからは「統計の数字は確実に水増しされており、信じることなどできない」、「10年前と比べても生活が良くなったという実感などない」、「中国のGDPが増加しようが減少しようが、われわれの生活とは一切無関係だ」などといったコメントが寄せられている。(編集担当:畠山栄)
【関連記事・情報】
・日本の対インド投資額が対中投資額を超える、中国では「良いこと」の声(2009/12/28)
・波紋呼ぶ亀井氏の「天皇移住発言」、中国では同情の声も(2009/12/29)
・【中国ブログ】現在の中国は「1970年代の日本より見劣りする」(2009/12/28)
・サーチナ発!2009年中国ブログ「注目記事ベスト10」(2)(2009/12/28)
・【中国ブログ】日本国外を含め、天下に鳴り響く坂本龍馬の名声(2009/12/28)
2 票 | 0 件 | 1 つぶ |