お笑いコンビ・バッドボーイズの大溝清人(31)が、初の著書となる自伝小説「ダブル★ピース」を16日に発売することが9日、分かった。発売日は清人が、昨年11月に入籍した妻との挙式&披露宴を行う日。新妻が妊娠、パパになることも分かり公私ともに絶好調。暴走族時代は相方の佐田正樹(31)の下で連絡隊長を務めた清人が、著書では“総長超え”を目指す。
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豪快なリーゼントで決めた相方の横で、とぼけた味を出す“いやし系芸人”清人が自伝小説を出版する。昨年3月に発売された相方・佐田正樹の「デメキン」は、腕一本で暴走族の総長に上り詰める生きざまを描き漫画化されるなどヒット。対する清人の「ダブル★ピース」は目の見えない祖母と、両親のいないヤンキー少年とのキズナの物語だ。
暴走族時代も目の不自由な祖母を思い、ゴミ回収日には“集会”を抜けてゴミ出しをしていたエピソードも収録。不遇な環境ながらも、愛情あふれる祖母のもと、試練を乗り越えながら芸人を目指す少年時代が描かれる。佐田との出会いのシーンでは、「デメキン」と世界観がリンクする。
発売日の16日は、昨年11月22日に入籍した一般女性との挙式の日。新妻の妊娠も判明し、喜びが続く。清人は披露宴出席者に引き出物の1つとして、この本を配布。支えてくれた友人らに感謝の気持ちを伝える。清人は「幼きころの僕にこの本の話をしたら、さぞ喜ぶことでしょう。幼きころ夢見ていたあの心を、今の僕がガッカリさせないように、これから歩んでいけたら」とコメントした。
昨年末にはバッドボーイズと同じく福岡を拠点にしていたパンクブーブーがM-1を制覇した。親交は深いが、負けてはいられない。2010年、清人が初著書をきっかけとしてステップアップを目指す。