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白鵬「ばれた?」土俵入りで前代未聞の失態

 昨年、年間86勝の最多勝記録を樹立した白鵬の次の年は、土俵入りの所作を間違えるという、前代未聞の失態で始まった。勝負では鶴竜を慎重に料理したが「ばれた? こんなことは初めてです」と苦笑いだった。

 土俵入りで1回しこを踏んだ後、両手を大きく広げながら、下からせり上がる。不知火型の見せ場でもあるこの動作をやり忘れたのだ。そのまま立ち、続いて2度目のしこを踏んだときに気付いたといい「余計おかしくなるので、そこでせり上がるわけにはいかなかった」。表情を変えずに最後までこなした。

 原因は現在、微修正しているしこの踏み方に意識が集中し過ぎたこと。土俵下で見守った放駒審判部長(元大関魁傑)は「白鵬たりとも人間なんだから、間違えることもある」と、かばった。

 とはいえ、結びの一番では、得意とは反対の左四つからまわしを引きつけ、約1分20秒かけて鶴竜を寄り倒した。自分の力が出る形になるまで焦らないという志向している取り口。土俵入りの失敗は頭にあったかと問われ「あったらいけない。自分の相撲を取り切った」と、うなずいた。

 横綱に昇進してからは初めての天覧相撲だった。「スタートが良ければ、いい流れでいくと思う」。昨年秋場所からの連勝を25に伸ばし、全盛期にいる24歳の2009年が幕を開けた。

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