2010年1月10日 20時47分更新
11日の成人の日を前に、県内各地で成人式が行われ、平成生まれの新成人達が気持ちを新たにしていました。
ことしは参加者全員が平成生まれの初めての成人式となり、11日は県内27の市町村のうち21の市や町で成人式が行われました。このうち県内で最も多い7100人あまりの対象者がいる岡山市では、およそ5200人の新成人が会場の岡山市北区北長瀬表町の岡山ドームに集まりました。
そして、新成人を代表して安井純さんが「新成人として大人の自覚を持ち未来への目標をもって向上心を忘れることなく努力していきます」と抱負を述べました。
これに対して岡山市の高谷茂男市長が「人のため、社会のために何が出来るか考えて行動できる大人になって欲しい」と述べ、新成人を激励しました。
式のあと、晴れ着姿の新成人たちは、同級生との久しぶりの再会を喜び合い、一緒に記念写真を撮るなどしていました。
成人式に参加した女性は「早く選挙に行ってみたいです。
後輩の目標となるような大人になりたいです」と話していました。
一方、倉敷市では倉敷マスカットスタジアムで成人式が行われ、新成人およそ3000人がスタンドに集まりました。
そして、マウンドに設けられたステージから伊東香織市長が、「感謝の気持ちをもって新しい成人の道に踏み出してください」と新成人にエールをおくりました。
新成人達は、これまで支えてくれた人たちに感謝の気持ちを伝えようと、ステージに立った新成人の代表とともに、全員で歌を歌い空に色とりどりの風船、900個を放ちました。
会場には、新成人たちが通っていた中学校の教師らも訪れ、近況を語ったり、写真を撮ったりしていました。
参加した男性の新成人は、「不安もありますが、責任ある社会人になりたいと思います」と話していました。