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道医療大が医学部検討 新設、未来大でも浮上 札医大拡充5年内に着工  (01/10 07:06)

 深刻な道内の医師不足を解消するため、道医療大(石狩管内当別町)は、民主党がマニフェスト(政権公約)で掲げた医師養成数の増加政策が実現すれば、医学部新設を目指す方針を固めた。公立はこだて未来大(函館市)でも同様の構想が浮上。札幌医科大の定員を数十人増やすため施設の改築を計画している道は、5年以内に着工する方針だ。

 歯学部や看護福祉学部などを持つ道医療大(松田一郎学長)は、道内私大では初となる医学部設置を目指す。定員は40〜60人で、当別キャンパスへの設置を想定。半数程度を、地方に勤務する歯科医や薬剤師、看護師のための編入枠に割り当て、短期間で医師として地方に戻ってもらう制度の可能性も検討する。

 公立はこだて未来大(中島秀之学長)に関しては、函館市の西尾正範市長が昨年9月、市内の会合で「医学部新設が実現すれば、地域振興の上でも大きな効果を生む」と発言。新年度予算に医学部新設に向けた調査費を盛り込む方針だ。

 今後は、市立函館病院を同大の付属病院に衣替えするなど具体案の検討を進める。

 一方、道も、札幌医科大(今井浩三学長)の現在の定員110人を最大150人程度にまで大幅に増員することを視野に、3年以内に設計に着手、5年以内の着工を目指す。

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