同人は、マーケティングの必要はありませんから。
あっても「流行りモノを書く」ってくらいです。
それに対して、商業のマーケティングっていうのは、
・誰が買うのか(購買層)
・それは何人いるのか
・購買力がある層なのか(定価)
・どこで売るのか(営業)
・何部刷るのか(初版)
これくらいは最低でも「本を書く前」に数字で出せなければいけません。
例えばメイド喫茶の本であれば、
・メイド喫茶のお客さんの平均年齢層、性別の割合
(メインは30代男性ですね)
・それは何人いるのか
(過去のメイド喫茶本の売り上げデータなどが必要です)
・購買力がある層なのか
(メイド喫茶の平均客単価は800円~ですから、「これなら買ってもいいかな」と思わせられる金額は800円前後となるわけです)
・どこで売るのか
(秋葉原の書店や、同人誌ショップなどに営業をかける必要があります。)
・何部刷るのか
(これは何人いるのかと比例します)
で、更に
・以前発行されたメイド喫茶本が何部売れたのか
が、3万部を切るような場合、メイド喫茶本を出すのは「無駄」となります。。
800円で3万部ということは単純計算で印税240万円。ちなみに人文系の書籍なら5000部出せればOK。