Soodaの会員さんで最近の私の文章しか知らない人物は信じられないでしょうけど実は私は昔から文章を書くのが苦手でした。国語の成績もずっと悪かったですから。私は子供の頃から詩を書くのが好きでずっと書いてるし私の詩が雑誌で入賞して活字になった経験があるほどの素晴らしい詩人なので母はなぜ私が国語の成績が悪いのかため息をつきながら不思議がってました。高校時代は詩の才能を買われてうやむやのうちに文芸部の部員になってましたけど友達も私が上手に詩を書くのに他の文章が全部苦手なので釘を捻ってました。しかしこの原因はすでに私自身が冷静に自己分析済みです。詩の文章と日常生活の文鳥は全然違うんです。私の詩はいわゆる自由詩ですからテクニックも文法も関係なく大空を翔る白鳥のように自由で美しい事だけを意識して書いてましたから。学生時代は別に文章を書く機械なんかなかったし文芸部はみんなとお菓子を食べて遊ぶ部だったし一年で文章を書くイベントなんてせいぜい年賀状くらいでしたから文章が下手で困った経験はありません。しかし就職して文章の下手が原因で私のミニ危機が訪れました。私の職場では新人は一日の作業が終わった後に業務日誌を書いて班長にそれを見せて合格したら帰れるんですけど私の文法が下手なので怒鳴られるという悲劇が始まりました。高校の日直が書くような短い日誌だったらなんとかなったでしょうけど業務日誌は大学ノートを与えられて1ページ埋めないと駄目ですから。私はとにかく詩しか書いたことありませんでしたから普通の文章なんか書けませんでしたから。私の詩のテクニックはとにかく文章を美しく見せるために文を短く短くする事を心がけてたし柔らかい感じを出すためにわざと感じを使わないでひらがなをたくさん使ったりしてました。それといわゆる体言止めの多用も私の詩の特徴としてあげられます。そんなやり方で業務日誌を書いたら駄目な事くらい私にもわかりますから自分なりに普通の文章を書く努力したつもりですけど全然駄目で何度も怒鳴られました。私にとってさらなる悲劇は私がすごく綺麗な字を書いてた事でしょう。私は子供の頃から日本習字を習ってて中学の時は5段で終わりました腕前ですから。私は偉大な詩人であると同時に美しき書道家でもあったのです。班長は私がすごく綺麗な字で変な日誌を核から自分がからかわれてると思ったのかもしれません。それでもうあんまり怒鳴られすぎるからこっちもだんだん激怒してしまってもう班長をアルミトレイで張り倒してこんな職場やめようと思ったけど一応人間としての礼儀を通すために説明だけはしようと思って私が子供の頃から詩が趣味だけど国語の成績が悪かった事とか全部正直に話しました。こっちがこれほど自分の恥をさらしてまで正直に話したのにそれでも怒鳴ってきたら私には班長をはり倒す権利が生じるからアルミトレイは何段重ねではり倒そうとか考えてたんですけど意外にも班長は話せばワカル立派な人物でそれなら早く遺影とかなんとかぶつぶつ言いながら他の人の業務日誌を見せるから手本にしないさいとかなんかそんな感じの事を言って見せてくれました。そしたら他のみんなが日誌に書いた文字がすごく汚いんです。もう本当にみんなの書いた日誌はミミズの這いずり回ったような子供より下手な字ばっかりなんです。それを見た瞬間私はもうおかしくておかしくてこみ上げてくる苦笑いを押さえる事が出来なくなってしまったの。それでも口で手を押さえて必死に苦笑いを押さえましたけど自分でも顔から火が出るほど真っ赤になってるのがわかったし肩がぶるぶる震えてくるしこれはもう絶対くびだと思いました。そしたら予想通り班長がもう帰って良いからとか言ったので帰りました。しかし私はもう最初からこの職場はきついから長続きしないのはわかってたからむこうからやめろと言うなら好都合ですから別に落ち込まなかったです。自分からやめたら絶対母が激怒したでしょうけどむこうが首にしたんだから怒るはずないですから。だから翌日は晴れ晴れした気持ちで出勤しました。すると予想通り同じ班で作業してた連中がすごく優しく声を掛けて慰めてくるので私がくびになるのはもうすでに噂になっているのだとわかりました。私はニュースとかよく見てたからリストラが決まったら社員に対する周囲の人物が全員急に親切になるって知ってましたから。しかしその後が変なんです。全然解雇されないんです。班長が臆病でなかなか解雇を言い出せないのと思ったけどさらに次の日になっても次の日になっても解雇されないんです。班長は日誌に適当な事書いても全然怒らないし周囲の人も親切だから絶対私の首は決定してるはずだからなんか給料の締めとかそういう区切りの良いときに解雇とかいろいろ事情があるのかとか思って私も覚悟したけど結局解雇になりませんでした。その理由は他の人の話を聞いてやっとわかったんです。私が苦笑いをこらえて茹で蛸みたいに真っ赤になってぶるぶる震えてるの見て班長も他の人も私が泣き出すのを必死でこらえてると誤解してたんです。私が泣くほど反省してると誤解してしまったらしいんです。それで班長はこのままだと自分が悪者みたいになってしまいまっすから急に優しくなったらしいです。他の人は班長に泣かされた私を慰めてた事になってしまいました。しかしみんなの日誌の文字が下手なのを見て苦笑いをこらえてたという真相を語ったら今度は私がみんなの嫌われ者になってしますから事実は闇の中に葬り去りました。この秘密は誰にも言わないまま墓場まで持って行きます。ここまで言えばもうおわかりでしょう。私の文章が下手な原因は業務日誌です。文章上達の秘訣はSoodaで毎日長文を練習すれば大丈夫です。私もSoodaでめきめき上達しましたから。いまではごらんの通りです。