2010年01月10日
一週間で応用情報技術者試験に受かった方法
タイトル通り、一週間ほどの勉強で応用情報に無事合格しました。
じっくり勉強して受験できればそれに越したことはないのですが、忙しくてぎりぎりまで時間がとれない人や、僕みたいに最後まで勉強を後回しにしてしまう人にはもしかして需要があるかもしれないので、そのときの勉強法を紹介します。
まず、まとめ
- 勉強するのは午前試験のみでOK
- 過去問・予想問題を押さえる
- 午後問はとにかく諦めるな
試験概要
ITパスポートの上の基本情報の上だけど、高度試験というほどでもない、というレベル。学生でも勉強すれば十分に合格がねらえる試験です。身の回りでは基本情報受験者が多かったので、それとの差別化も考えて応用情報という選択肢はかなりアリだと思います。
基本情報との違いは、問題がやや難しくなることと、午後の試験が筆記になることの2点です。あと、合格発表が基本情報と比べて遅いのも、わりと不安にしてくれます。この記事も、自己採点した時点で書こうかと思ったのですが、結局本当に受かったかが不安で合格証書を受け取ってから書いてます。
僕のスペック
情報系の大学3年生。ということで、受験範囲のいくつかは過去に講義で習ったことがあります。といっても、あまり真面目な学生ではないのでほとんど覚えていませんでした。
基本情報は未受験。いきなり応用を受けたのは、どうせ合格費用が同じならいきなり応用から受けた方が安いという貧乏人思考です。なら高度でもよかったという話なんですが、応用情報受からないと高度受けられないと勘違いしてました。笑えない勘違いですね。
ということで、おぼろげな知識がある程度の状態で、「明日こそ勉強しよう、明日こそ勉強しよう」と思いながら、勉強を始めたのは一週間前からです。
使用書籍
家では予想問題集を、移動中はポケットスタディで復習を、という風に使用しました。本は何でもいいと思うけど、時間がないときは分厚い解説本があっても死亡フラグしか立たないので、問題に直接取り組みましょう。
勉強するのは午前試験のみでOK
ようやく本題。
応用情報のメインは間違いなく午後問題です。午前の知識を活用し、問題文を読み解き、回答する。まさに応用って感じですね。
ですが、逆を言えば午前の知識さえあれば、その場の思考力で十分に乗り切れるということです。他の年代のテストの場合はどうかわからないのですが、少なくとも僕が受験したときは午前の知識と問題文さえあれば回答できました。
特に午後は問題を選択できるので、苦手なジャンルは避けれます。時間に余裕があれば多めに回答しておいて、最後にどの問題で勝負するかを選ぶといいと思います。実際、得意ジャンルのはずのデータベースが思ったより解答できなかったので、テスト手法を選択した記憶があります。
午後試験とは反対に、午前は事前の勉強がないとまず無理です。いくつかは事前知識なくても考えれば何とかなるものもありますが、それだけで合格は厳しいと思います。
合格ボーダは6割とかなりぬるいのですが、それでも勘に頼れるのは1割くらいです。
時間がない人はとにかく午前の勉強を徹底的にして、午後試験で知識を応用できるようにしましょう。午前は範囲も広く、おそらくマネジメント系に強い技術系の学生はそんなにいないと思うので、がっちり勉強しておきましょう。ここで基礎用語なんかをしっかり把握できれば、午後試験ではそれを書くだけでも何点かとれちゃったりします。
過去問・予想問題を押さえる
先ほど紹介した予想問題や、お金がなければ過去問をダウンロードして勉強しましょう。
勉強の順番としては、
- とにかく問題から手をつける
- 当然わからないから解答&解説を見る
- 同一問題をすぐにやり直す
- なぜその選択肢なのかを頭の中で説明しながら進めるとGood
といった感じです。
これは応用情報に限った話ではないのですが、時間がないときはやる問題の数を無駄に増やすのは避けた方がいいと思います。むしろ、解説を読むなり教科書を読むなりして、理解した上で繰り返し同じ問題をやるといいと思います。
幸い、午前試験は四択問題です。解説にはなぜその選択肢が正解なのか、あるいは不正解なのかが載っているはずなので、それをふまえながらとにかく繰り返しましょう。出来れば理由を口に出しながら、あるいは身振り手振りも交えながらやると、むちゃくちゃ覚えがいいです。人前では出来ませんが。
勢いさえつければ、一つのカテゴリは数時間とかかりません。それをポケットスタディの方で復習したり、他のカテゴリ勉強後にもう一度やるなりすれば、短時間でも結構定着します。
大切なのは復習です。復習するためにも、とにかくさっさと問題を一週するのが吉です。そして、飽きるくらい復習しましょう。問題を見た瞬間、頭で反芻するのが嫌になるくらいになると、心強いです。
午後問はとにかく諦めるな
大切なのは諦めない心です。
まず、午前さえ突破していれば、知識的には出来る問題しかないと考えましょう。というか、実際そうでした。
たとえばプログラムでソートの探索の問題が出ても、そのアルゴリズムの概要自体は問題文に出てましたし、解答すべき箇所も穴埋めでしかなかったです。わからない問題が出てくるとパニックになりがちですが、よーく考えれば何とかなります。
また、類似解答でも点数はもらえるのでとにかく答えましょう。投げない、絶対に投げ捨てないこと。
午前で出てきた用語を直接穴埋めするだけのもの何かは覚えてさえいれば点数がとりやすいです。計算系も、式も必要な値も出ていたりするので、冷静にやればいけます。プログラムの穴埋めは、実際に脳内コンパイラで実行すれば問題なしですね。
n字以内で答えなさいといった系統の問題は、文中の言葉をちょっと書き換えるといい感じに入ったりするので、もう国語の問題だったりします。
どうしても不安という人は午後の勉強もするしかないのですが、結局のところ勉強してないタイプの問題が出たらどうしようもないです。やっぱり、諦めない心が一番大切ですね。
午後問題で全力を出せるようにするためにも、前日はきっちり寝ておきましょう。一夜漬けして午前を突破しても、午後で頭が働かないと死ねます。お昼休みにのんびり食事してリラックスしてから受験するのがお勧めです。
一週間の使い方
最後に、参考までに僕の一週間の使い方。
手元に本がないので具体的なのは覚えてないのですが、7日ある内の5日を午前、残りを午後の勉強のつもりでやる範囲を決めて勉強しました。
案外手間がかかって結局午後の勉強をするはずの2日間を、勉強し損ねたマネジメント部分の勉強と、全体の復習に使いました。
学校の有無、バイトの有無なんかで使える時間が変わってくるので仕方がないですね。忙しい人で、かつ確実に合格したい人はもっと早めに、割と時間がある人は5日間くらいでも、何とかなるんじゃないかと思います。
とにかく、変に山を張らず、一つ一つの問題を解説交えてしっかり勉強すれば、問題数自体が少なくても何とかなります。ついでに午後対策にもなります。なので、一番大切なのは前日にやった総復習ですね。
さあ、次はあなたの番
がんばれ!
案外、何とかなりますよ。
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