東宮職医師団の見解発表は二転三転
陛下が触れない雅子さまの病状
(AERA 2010年1月4-11日号掲載) 2010年1月7日(木)配信
「過度に緊張のご様子」
関係者によれば、この1年の雅子さまは、主治医である精神科医の慶應大学保健管理センター教授・大野裕医師の治療の回数はここ数年に比べて減っているようで、
「ゆるやかな回復に向かわれている」(関係者)
との見方があった。
だが、「こどもの国」での雅子さまには笑顔が見られたものの、まだぎこちなさがあったというのだ。
「悠仁さまを中心にご一家で子牛をご覧になっていたのですが、みなさまが別の場所に移動された後も雅子さまがそれに気づかず、子牛に一生懸命餌をやっていらした。皇太子さまだけが雅子さまに寄り添っていらっしゃいました」(関係者)
この日の皇太子さまは、静養中ながらご一家と行動をともにする雅子さまをカバーするように、秋篠宮家の眞子さま、佳子さま姉妹を誘って乗り物に乗るなど、精力的だったという。
その少し前の13日、学習院OB管弦楽団による天皇陛下の即位20年、両陛下のご成婚50年を祝う記念演奏会があった。ビオラ奏者である皇太子さまの演奏を、両陛下が鑑賞した。その隣には雅子さま。皇后さまと雅子さまはしきりに言葉を交わしていたが、雅子さまの行動にはやはり、ぎこちなさが見られたという。
当日、客席にいた人はこう証言する。
「両陛下も雅子さまも退場されるときだったのですが、おつきの方に渡されていた黒いひざかけを雅子さまが帰り際の皇后さまに手渡したんです。本来ならばおつきの方に渡すはずなのですが……。皇后さまはそっと、おつきの方に返していらっしゃいました。雅子さまは過度に緊張なさっているご様子でした」
この日、報道陣に告げられた予定では当初、雅子さまも演奏終了後のレセプションに出席とあったが、雅子さまは参加せず、両陛下より先に帰ったという。
演奏会、こどもの国と外出が続いたせいだろうか。21日に予定されていた皇太子ご一家恒例の恵比寿ガーデンプレイスでのイルミネーション見学は取りやめになった。
依然として雅子さまの体調には波がある──。雅子さまが抱える心の病は、いかほどにも完治が難しいのだろうか。
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