2010年1月10日 10時31分更新
裁判員制度が去年5月に始まってから年末までに県内で起訴された被告は15人で、このうち判決を言い渡されたのは3人にとどまり、制度2年目となることしは裁判を開くペースを速めないと起訴に追いつかない状況になっています。
最高検察庁はこのほど、裁判員制度がスタートした去年5月21日から12月31日までの間に全国の地方検察庁が起訴した事件についてまとめました。
それによりますと、岡山県では対象の事件で起訴された被告は追起訴分も含めてのべ15人で裁判員裁判が開かれる全国60か所の地方裁判所とその支部のうち22番目となりました。
起訴を罪名別にみますと殺人と放火がそれぞれ4人と最も多く、次いで強盗強姦が3人、強盗傷害や傷害致死などがそれぞれ1人でした。
このうちすでに判決が言い渡されている被告は3人にとどまっています。
岡山県では来月には3件の裁判員裁判が予定されていますが、裁判員制度2年目となることしは裁判を開くペースを速めないと起訴に追いつかない状況になっています。