貴乃花親方「反響いい」…間垣親方も支持へ
支持が広がり始めた貴乃花親方
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二所ノ関一門から離脱し、無所属での理事選出馬を表明した大相撲の貴乃花親方(元横綱=スポニチ本紙評論家)の賛同者が広がり始めた。9日、一門の間垣親方(元横綱・2代目若乃花)が貴乃花派の行動を擁護する姿勢を示した。時津風一門と高砂一門が協力して3人の理事候補を擁立する方針を打ち出す中、貴乃花親方支持の動きは他一門にも波及している。また、日本相撲協会は2月1日に理事選を行うことを決定した。
二所ノ関一門からの離脱を宣言した会合から一夜明け、貴乃花親方は「若い親方衆からも(一門離脱に)理解を示してもらっています。反響はいいです」と2月1日の理事選に向けての手応えを口にした。
この日は所用で一時、東京・中野区の部屋を留守にしたが、協会改革を目指す支持者は着々と広がりつつある。二所一門の重鎮の間垣親方が、東京・墨田区の間垣部屋で「(貴乃花親方を支持する)5人をもし一門から破門にしようとするのであればそれはおかしい。封建的過ぎる」と貴乃花派の阿武松親方(元関脇・益荒雄)や大嶽親方(元関脇・貴闘力)らの動きを支持することを明かした。さらに今回の理事選で間垣親方は当初、先々代二子山部屋時代の同門・鳴戸親方(元横綱・隆の里)を推すとみられていた。しかし、「誰に入れるか決めていない」と方針転換。関係者によれば貴乃花親方支持に回るという。
またこの日、時津風と高砂一門が協力し時津風一門から2人の理事候補を出す可能性が高まった。そうなった場合、12人が出馬するため、当選確定の10票をクリアするには貴乃花派6人を除くと22票しかない二所一門は、候補を3人から2人に減らさないと共倒れになる危険がある。
現状では現職理事の放駒親方(元大関・魁傑)と二所ノ関親方(元関脇・金剛)が支持を集めており、鳴戸親方は苦しい見通しだ。鳴戸親方はスポニチ本紙の取材に対し「まだ理事選まで日があるので、いろいろな動向を見たい。ただし間垣親方がどうこうあっても、出る気持ちはしっかりしている。(仮に自分に投票しなくても)それはそれでいいと思う」と出馬への意欲を見せているが、状況によっては断念せざるを得ない可能性もある。
各一門の動きが活発化する中、相撲協会関係者によれば貴乃花親方の支持は一門を超えて広がっているという。2月1日の投票日まで、各陣営のつばぜり合いは激しくなりそうだ。
◆理事改選日程 日本相撲協会は9日、1期2年の任期満了に伴う役員改選の日程を発表。理事選挙は2月1日に行われる。立候補届け出の日程は未定。役員改選後に新理事会が開かれ、理事長を互選。4日の理事会で親方衆の新たな職務が決まる。
◆理事選挙 日本相撲協会の寄付行為では理事の定員は9〜13人以内と定められ、内訳は外部理事が3人以内で年寄は10人以内。任期は2年で各理事は事業、巡業など各部の部長を務める。同協会の最高決議機関である理事会を構成し、重要事項を決議する。理事選挙は評議員による無記名投票で行われる。9日現在の評議員は、年寄名跡取得者105人と現役力士代表(魁皇、琴光喜)、立行司2人の109人。当選ラインは10票となる。
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