活動休止していた人気バンド「安全地帯」が6年ぶりに活動再開することが8日、発表された。3月3日に新曲「蒼いバラ」を発売する。ボーカルの玉置浩二(51)は昨年2月、女優の石原真理(45)との“復縁騒動”で話題をさらったが、破局後の同9月からはスタジオでメンバーとともに合宿生活を送り、音楽活動に専念している。初夏に7年ぶりのアルバム発売を目指すという。
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私生活では恋愛の復活に失敗した玉置が、念願だった音楽活動の復活にこぎ着けた。
「安全地帯」は1982年にデビューし、翌年「ワインレッドの心」が大ヒット。「恋の予感」「悲しみにさよなら」などヒット曲を連発したが、2003年12月のコンサートを最後に休止期間に入っていた。
ボーカルの玉置はソロで活動したが、06年からは腹と背中に痛みを感じる慢性すい炎を患って休養。昨年2月には、かつて不倫騒動を巻き起こした石原と23年ぶりの復縁が明らかになり“再婚”と伝えられた。しかし、石原が前夫の米国人男性との離婚が成立しておらず、婚姻届が受理されていなかったとされる。
病気が完治し音楽活動の再開に意欲を見せる玉置と、2人の時間を大切にしたい石原との間に溝が生じたとされ、夏には破局。その後、玉置はメンバーを招集し、9月から現在まで音楽スタジオで合宿し、曲作りを続けている。
玉置は8日に出演したフジテレビ系「とくダネ!」で「ちゃんと分かって一緒になろうと言ったわけですが(家庭生活を営む)実力がないんです」と破局について初めてコメント。その上で「昔の歌を歌う資格ができた。幸せだと歌えない歌が多いので」と現在の境遇を自虐的に語った。
新曲「蒼いバラ」は全盛期を感じさせる都会的なミディアムバラード。カップリングには「ワインレッド-」の新バージョンも収録する。活動再開は単発的なものではなく、本格的に継続する予定で、メンバーは「最高の作品、パフォーマンスを届けることが私たちの使命」とコメント。今後は3月20日に東京国際フォーラムでの「朝のヒットスタジオコンサート」に出演。初夏にはアルバム発売も目指している。