WBA世界フライ級11位・亀田大毅(21)=亀田=が7日、兄のWBC世界フライ級王者・亀田興毅(23)=亀田=とフィリピン合宿を開始した。
5時間を超える旅の疲れも見せず、大毅はフィリピンに到着後、マニラ市内のジムに直行。すぐにスパーリングを開始し、現地のフライ級ランカーと3ラウンド、激しく打ち合った。
合宿の目的は本格的なスパーリングで実戦感覚を磨くこと。昨年10月の世界戦後はほとんどスパーリングを行わず、今年に入ってからもミット打ちなどジムワークに終始した。今回は16日までフィリピンの強豪と拳を交え、滞在10日間で30ラウンド以上を予定する。
デンカオセーンとの再戦に向け、「10月の世界戦から1試合も挟まずに世界戦をできるようにしてくれたスタッフに応えたい。それは俺がベルトを取ること」と周囲の期待に応えるつもりだ。
6日に21歳の誕生日を迎えた。興毅からサングラス、父史郎氏から洋服をプレゼントされたという。「スパーリング初日はいい練習ができた。フィリピンには強い選手がいっぱいいるからいい練習ができる。世界チャンピオンになって21歳の今年は最高の年にしたい」と気持ちを新たにした。
(2010年1月7日)