疲れた表情の朝青龍=時津風部屋
「大相撲初場所」(10日初日、両国国技館)
横綱朝青龍(29)=高砂=が7日、場所前の出げいこを打ち上げた。時津風部屋で23番取り、同郷モンゴルの後輩・鶴竜に14勝5敗と苦戦。左四つ真っ正面から一気に寄り切られ、「ちくしょう」とつぶやいた。だが直後のぶつかりげいこでは動きが悪い玉鷲にローキックで“愛のムチ”を振るう場面も。「バランスが悪い。うまくいっていない」と自分の状態には渋い表情だったが、玉鷲については「足が出てなかったから。若さを出さないとね」と鬼軍曹のようだった。
(2010年1月7日)