外来
テーマ:病院昨日の外来は、栄養指導から始まり、心理、脳波検査、診察と4点セットだった。
いつもより出る時間も早いし、最初から大丈夫かなぁ~~という予感は誰もがしていた。
10:00から栄養指導だったので、9:30頃病院に着いた。
看護師のIさんは、いつもと代わらず出迎えてくれた。
トイレへ行き、栄養指導。
昨日から新しい先生だ。
前の入院病棟で一緒になったことがあると言っていたが、私は全く覚えていなかった。
相変わらず、顔の認識が鈍いようで・・・。
前任の先生よりおばちゃんなせいかどうかは分からないが、物事をはっきりと言う。
「肥満というオーダーが出ていますので、入院してからは主食半量、おやつは100kcalまでにしてください」と言われた。
そして実際に売店に行って、100kchalがどのくらいの分量なのか見てみた。
いや~参った。
100kcalなんて、何も食べられないじゃないですか。
キノコの山は450kcalだし、アイスなんて3日かけて食べなければならない。
でもカロリー食にするのは抵抗があった。
前1400kcal食にして、本当にお腹が空いてしまったし、飽きてしまったから。
主食半量にするだけで、1600kcalになるんだって。
私はいつも主食が少ないから、これなら楽にクリアー。
栄養指導が終わると、心理だった。
罰金1400円取られ、S先生の罰金箱はチャリンという音がしなくなった。
ドスッって感じ。
いつもの見せるものを見せてしまってからは時間が余り、S先生と談笑していた。
「入院いつになるのかね」「するんだったら、予定の一端終わった18日の週がいいな」などと自分勝手なことを話していた。
心理が終わってからは、お弁当を食べた。
実は病院に行く時、駅の売店でカミソリを買っていた。
なんかそういう衝動に駆られて。
でもお弁当を食べ終わるまで順調だったし、使わないでいた。
でもお弁当を食べ終わって、脳波検査のほうが先で、診察はその後だから、13:30まで待っててね、と言われて、時間を持て余したときに、困ってしまった。
カバンの中にはカミソリがある。
貝印の切れ味のいいのが。
でも切ろうと思ったときに、おしっこがしたくなった。
でもこの顔つきを見られるのが嫌だったから、トイレに連れて行ってと言えなかった。
だからその場で座った格好でしてしまった。
多分ばれてない。
そこには誰もいなかったし。
おしっこも済んで、切ろうかどうしようか迷った。
でももうそのモードに入ってしまっているので、止められなかった。
浅く切ってみた。
じわりと血がにじむ。
今度はぐいっと切ってみた。
手の甲を。
彼に買ってもらった洋服を汚したくなかったから。
つーーーーぽたり、と垂れていった。
手は血まみれになった。
どうしよう、誰かに見付かっちゃう。
足音がするたびにビクビクしていた。
とりあえずここは抜け出さなくてはと思い、待合室の方に向かった。
その途中に、お正月の飾り付けで、ゼリーっぽく出来ている窓ガラスに貼るものがあった。
それを口いっぱいにほおばって噛んでいた。
飲み込んだものもある。
感触良かったし。
待合室に行くとIさんは休憩中でいないので、他の看護師さんが、「おトイレ大丈夫?」と2人寄ってきた。
手を隠そうとするけど、無理。
だって血が垂れてるんだもん。
1人の看護師さんが「あ、血が!!」と叫んだ。
「処置室に行きましょう」と言われて、連行された。
でもまだ切り足りなくて、処置してもらっている間に、新しいカミソリを握り締めて、外に出て行った。
看護師さんは着いてきて、「何を持ってるの?」と聞く。
無言で黙々と歩いていると、、気付かれたらしく「あ!!それはダメ!!放して!!私に頂戴」と言う。
私は必死に取られないようにガードする。
でもちょっとした隙にピッチで応援を頼まれて、連携プレイでまた処置室に連れて行かれた。
その間中、ずっと叫んでいた。
口の中のものも吐き出された。
処置室に行っても、落ち着かないでいると、K先生登場。
「新年早々・・・」と呟きながら・・・。
「はい、ゆこたん、座るよ。今日は大事なお話しするんだったんだよ。そんなんじゃ、お話できないなぁ~。脳波検査も落ち着かないと出来ないな~」と言うので「私も大事なもの取り上げられた」と言うと「カミソリでしょ。それはダメさ。自傷するようじゃ、入院は出来なくなっちゃうよ。昨日電話してきたでしょ。その話を診察でしようと思ってるのに、言うこと聞いてくれないと出来ないなぁ~」と言う。
「分かった」と言うと「お薬飲みましょう。どこにジプレキサ入ってる?リラックマ?リラックマありすぎてわかんないよ。Iさん来るまで待てないよな~~。あ、あった。あーんして、入れてあげるから」と飲まされた。
私は彼女じゃない!!
K先生の指示で「13:30になるまで、頭からタオルケット被せて寝せちゃって。電気も消して」と言っていた。
でもジプレキサは即効性があり、すぐに落ち着いてきた。
それと共にIさんが戻ってきた。
13:20に脳波検査に向かった。
検査師さんが超笑える人で「K先生ってどんな人?」って聞いたら「しつっこいのよね」と言う。
「アル中の女の子がいて、毎週血液検査するのよ。飲んでないって言うのに、若いから中々信用しないのよね。そのうち、血液がなくなるって言って、来なくなっちゃったわよ。でもね、K先生はかわいいわよね。おぼっちゃまって感じで」と話す。
横に着いていたIさんが笑いながらもヒヤヒヤしているのを感じる。
しかも「あれ、線が繋がらないのよ。もうゆこたん、特別よ。助手まで着いちゃったわよ」と言う。
多動な私に脳波検査が耐えられたかと言うと、しばらくは音声で「足動かさないで下さい」「首振らないで下さい」と注意されまくっていた。
でもチカチカが始まったり、深呼吸をやらされたりすると、そのことに集中しなくてはいけないので、多動にはならなくなった。
検査の結果は「異常なし」だった。
でもデパケンは飲み続けるようにと。
診察は「結果から話すと、18日の週に入院になります。E-4の師長さんが、18日の週までには空けられると思いますって言ってたから。決まったら自宅に電話します。前日とかに連絡とまでひどくはないと思いますよ」だった。
障害程度区分の判定を入院中にしなくてはいけない話をしたら、「それは確実に今度入院中主治医になる先生に伝えおきます。でも市役所にはまだ電話しなくていいよ。ゆこたんが入院して、判定出来る状態かどうか分からないからね」と言っていた。
そして1月のアスペの会は行ってはいけないと言われた。
予定の詰め込みすぎで入院するんだから、自分でもコントロールする努力はしてよ、と言われたのだ。
O里のショートが1週間続いていて、その後アスペの会で、次にケアKのショートだったから、さすがにお許しは出なかった。
Kさんに連絡しなくちゃ。
さぁ、今から半身浴です。