現在位置:
  1. asahi.com
  2. ニュース
  3. 国際
  4. 国連・その他
  5. 記事

反捕鯨団体船の漂流物から80センチの矢 水産庁回収

2010年1月8日20時13分

印刷印刷用画面を開く

このエントリをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 このエントリをdel.icio.usに登録 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをBuzzurlに登録

写真:アディ・ギル号の漂流物から回収された長さ約80センチの矢=日本鯨類研究所提供アディ・ギル号の漂流物から回収された長さ約80センチの矢=日本鯨類研究所提供

写真:ロープ2本が切れ、南極海を漂流するアディ・ギル号=日本鯨類研究所提供ロープ2本が切れ、南極海を漂流するアディ・ギル号=日本鯨類研究所提供

 水産庁は8日、南極海で調査捕鯨船団の監視船と衝突した米国の反捕鯨団体シー・シェパード(SS)の小型高速船「アディ・ギル号」の漂流物から長さ約80センチの矢4本を回収したと発表した。銃のように引き金を引いて発射する、殺傷能力の高い弓「ボーガン」の矢とみられるが、これまでに使用が確認されたことはないという。

 同庁によると、破損したアディ号は航行不能のため、仲間の船に引航されていたが、日本時間8日午前0時ごろ、2本のロープが切れ、同3時ごろ海上に放棄された。沈まず、漂流しているという。矢は長靴や瓶などと一緒に多数流れ出ている。付近には筋状に約3キロにわたって油も流出しているという。

 アディ号は3隻確認されているSSの船の一つで、昨年12月から妨害行為に加わっていた。

PR情報
検索フォーム
キーワード:


朝日新聞購読のご案内
  • 中国特集