解体中、作業員2人死亡＝エレベーター天井部で−東京

　8日午前11時45分ごろ、東京都清瀬市元町の「清瀬市民センター」改築工事現場で、作業をしていた男性2人が1階で停止したエレベーターの天井部で出血して死亡しているのが見つかった。
　壁とかごに挟まれており、警視庁東村山署は、切れた金属製ワイヤか重りが体に接触した可能性があるとみて捜査。業務上過失致死の疑いで現場検証する。
　同署によると、2人は埼玉県戸田市上戸田、解体会社社長中河政信さん（45）と、同市笹目、同社社員佐藤一幸さん（29）。
　中河さんらはエレベーターの解体中で、かごの上でワイヤ4本の切断作業をしていた。
　かごの昇降に従って上下する重り（約1300キロ）が本来、上方にあるはずなのに落下しており、同署などは落下防止措置をせずに、ワイヤとかごをつなぐ金属製の部品を誤って切断したとみて、詳しく調べている。　

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