サイゾースタッフ
チーフエディター/佐藤彰純
エディター/平野遊
エディター/山田裕子
エディター/北村千晶
デザイナー/cyzo design
Webデザイナー/石丸雅己※
広告ディレクター/甲州一隆
ライター(五十音順)
竹辻倫子※/田幸和歌子※
長野辰次※/平松優子※
プロデューサー/川原崎晋裕
パブリッシャー/揖斐憲
※=外部スタッフ
ビートたけしも愛でた細川ふみえのヘアヌードよ、永遠なれ!
第1位
「ヘアヌード写真集独占先行掲載 細川ふみえ」(「週刊現代」12月26日・1月2日号)
第2位
「『長嶋茂雄』を売り払った長男一茂の背徳錬金術」(「週刊ポスト」12月25日号)
第3位
「鳩山内閣『100日の採点簿』」(「サンデー毎日」12月27日号)「本誌謹製『大臣仕分け』」(「週刊朝日」12月25日号)
普天間基地移設問題で揺れる鳩山首相への風当たりが強い。「週刊現代」(講談社)は「鳩山総理1月退陣へ」と大見出し。大方のメディアの見方は、最終的には小沢一郎幹事長がアメリカ側と話し合って、落としどころを見つけるだろうというもの。関心は、いつ鳩山さんがクビになるのかに移っているようだ。
第3位は、その鳩山内閣の閣僚たちを採点した2誌をあげた。「サンデー毎日」(毎日新聞社)は、岸博幸、小林吉弥、紺谷典子、浜矩子の各氏に採点させている。三大劣等生は平野官房長官、北沢防衛相、福島消費者・少子化対策担当相。いちばん評価が高いのは原口総務相だが、100点満点で60点という辛口。「亀井と菅のケンカは"カメさん"の勝ち」「藤井が辞めれば景気は良くなる」「仙谷はギリギリ合格点だけど期待はずれ」「平野のボソボソしゃべりはキレがない」。鳩山首相は意外に点数がいいが、岸氏だけが「何をやりたいのかさっぱり分からない」と35点。
「週刊朝日」(朝日新聞社)は、伊藤惇夫、歳川隆雄、草野厚、荻原博子、岩井奉信の各氏。点数の低い順にいくと、ここでも最下位は平野官房長官で24点。赤松農水相が28点。菅副総理が44点で、北沢防衛相と並ぶ。次が小沢環境相で48点。鳩山総理は52点で、最高点は仙谷行政刷新相の96点。
ちなみに、「週刊現代」がやっている渡辺恒三直撃インタビューと小沢チルドレン決死の内部告発が面白い。
週刊誌の生命線は独自ネタにある。他誌の追随を許さないスクープがはまれば、部数増に結びつく。「週刊ポスト」(小学館)の長嶋一茂スキャンダルは、それほど多くの読者はいないかもしれないが、私たちの世代にとっては、見逃せない記事だ。
今夏、長嶋親子の商標登録をめぐる不協和音が取り沙汰された。一時は仲直りしたのかと思っていたが、そうではないようだ。
福井県福井市で不動産業を経営する山田勝三氏は、有名スポーツ選手のグッズ収集家として有名なのだそうだ。
山田氏が所有するスポーツ・ミュージアムには「ミスターの聖地」と書かれ、長嶋のグッズだけで1,000点もあるという。新人王のトロフィー、入団3年目の背番号3のユニフォーム、MVPやベストナイン、首位打者のトロフィーやカップまで揃っている。
これはもともと、ミスターの家の地下に置かれていたのだが、数年前からそれが次々になくなっていっているのだ。
山田氏は、一茂が全部買ってくれと持ってきたものだと認めた。総額は約10億円ぐらいになるのではないかと編集部は推測している。これが事実で、父親の茂雄氏が知らないとしたら、重大な裏切り行為になるが、一茂はどう弁明するのか。
次号が楽しみだが、長嶋茂雄派と一茂派が、メディアを巻き込んで情報合戦を繰り広げていることは間違いない。今度は、一茂が他の週刊誌で反論するのではないか。どちらの言い分が正しいのか。どちらにしても、戦後最大の我らがヒーローの晩節を汚してほしくないものだ。
さて今週の堂々第1位は、フーミンこと細川ふみえのヘアヌードグラビア。写真集が15日に講談社から出版されるが、そこから数点抜粋している。19歳で「ミスマガジングランプリ」を受賞したというから、彼女も30代後半になる。
昔のようなはち切れんばかりの肢体ではないが、浴室で、少しうつむいた全裸写真の乳房は、なかなかのものである。後ろ姿のお尻の形も崩れてはいない。この体を、ビートたけしが愛し、夜な夜な可愛がったのかと想像するのもよし、醜聞の多かった彼女の半生に思いを馳せるもよし。
久しぶりに、私が編集長時代につくった「ヘアヌード」という言葉が「週刊現代」の表紙を飾った。あの頃は、有名女優が次々にヌードになり、ヘアの商人なる人間が登場して、手当たり次第に女優たちを口説いていたものだ。
高価な写真集は買えない、または、恥ずかしくて手を出せないサラリーマンたちが、「週刊現代」や「週刊ポスト」ならちょっと買って見てみようと、手にとってくれた時代だった。
その頃、いくつかの図書館から、置いてある「週刊現代」のグラビアが切り取られてしまったから、新しいのを送ってくれないかという問い合わせがあった。日本中が、ヘアヌード・ブームに沸いた時代だった。
久々に、ヌードの活力を感じさせてくれる写真だ。ヘアヌードよ、永遠なれ!
(文=元木昌彦)
1945年11月生まれ。早稲田大学商学部卒業後、講談社入社。90年より「FRIDAY」編集長、92年から97年まで「週刊現代」編集長。99年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長を経て、06年講談社退社。07年2月から08年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(2006年8月28日創刊)で、編集長、代表取締役社長を務める。現「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催、編集プロデュースの他に、上智大学、法政大学、大正大学、明治学院大学などで教鞭を執る。
【著書】
編著「編集者の学校」(編著/講談社/01年)、「日本のルールはすべて編集の現場に詰まっていた」(夏目書房/03年)、「週刊誌編集長」(展望社/06年)、「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社/08年)、「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス/08年)、「競馬必勝放浪記」(祥伝社/09年)、「新版・編集者の学校」(講談社/09年)「週刊誌は死なず」(朝日新聞社/09年)ほか
フツウにキレイです。
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