2010年1月8日 20時9分更新
笠岡諸島の六島で島全体に群生する10万株のスイセンの花が咲き始め、間もなく見頃を迎えようとしています。
六島は笠岡市沖合の瀬戸内海にあって、80人あまりが住んでいますが、住民の高齢化が進んでいて、農業の担い手が減少しています。
このため、荒れた畑を活用しようと平成10年から地元の人がボランティアの協力を得て島にもともと自生していたスイセンを毎年5000株ずつ株分けして増やし続け、いまでは、島全体におよそ10万株が群生しています。
スイセンの花は先月上旬から咲き始め、港の近くでは、まっすぐと伸びたスイセンが、白と黄色のかわいらしい花をつけて、ほのかに甘い香りを漂わせていました。
島の人によりますと見ごろは、例年より2週間ほど早い来月上旬ごろになる見込みで、2月いっぱいは楽しめると言うことです。
六島には笠岡港から真鍋島を経由した定期船が出ているほか、今月17日には島のスイセンを楽しんでもらうため笠岡港から出発するツアーも計画されています。