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豪エアーズロックへの入山、当面継続 観光への配慮優先

2010年1月8日23時23分

写真:エアーズロック=ロイター
エアーズロック=ロイター

 【シンガポール=塚本和人】入山禁止の是非をめぐって論争が起きていたオーストラリア中部にある世界最大規模の一枚岩エアーズロック(先住民名ウルル、高さ348メートル)について、ギャレット環境相は8日、観光客の入山を当面継続させる方針を明らかにした。

 先住民アボリジニーの聖地であることや、安全面の観点から、国立公園当局が入山禁止を検討していた。年間約10万人が入山する豪州有数の観光スポットになっているため、観光業界に配慮したとみられる。環境相は記者団に対し「少なくとも数年は入山できるだろう」と語った。

 ラッド首相は観光客離れを恐れて入山禁止に反対する一方、ロック歌手出身の環境相は賛成の意向を示すなど議論が続いていた。

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