(cache) 四トロ同窓会二次会

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秩父蜂起までわずか17年

投稿者：電産東京久我山変電所分会投稿日：2010年 1月 8日(金)20時20分9秒

　考えてみると（考えてみなくともですが）、noizさんが指摘した「中下層農民」の一揆が頻発して「明治」元年となってから、1884年（「明治」17年）の秩父事件の大蜂起まで、わずか17年です。　ちなみに、今から17年前といえば、バブルがすでに崩壊し、細川連立政権が誕生した1993年です。ついこの間のようなものです。　昔の「時の流れ」は今よりも遅かったのか、それとも江戸末期～明治初期のそれが、いまよりも早かったのかは分かりませんが、この間の「中下層」の民の動きと、その前の一揆や「ええじゃないか」などのつながりという点で見直すと、権力者の歴史とは全く異なる様々なものが目に入ってくるように思えます。

http://stop-kaminoseki.net/

勉強になります。考えさせられました。

投稿者：革命投稿日：2010年 1月 8日(金)09時25分29秒

返信・引用

＞「士農同盟」と農民勉強になります。考えさせられました。

集会案内です

投稿者：三浦小太郎投稿日：2010年 1月 8日(金)07時34分53秒

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中国の民主化と民族問題を考える勉強会「独立中文筆会（独立中国ペンクラブ）」のメンバーの陳破空氏が来日されます。氏は天安門事件のときからの民主化活動家であり、ウイグル、チベットなどの中国の民族問題についても理解のある方です。ウイグル問題を考える会として、陳氏や日本ウイグル協会のイリハム氏らを招き、中国の民主化と中国の民族問題を考える勉強会を行いたいと思います。皆様のご参加お待ちしております。ゲスト：　陳　破空氏　（独立中文筆会）　　　　　イリハム　マハムティ氏　（日本ウイグル協会会長）　　　　　三浦　小太郎氏　（北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会代表）　　　　　王　進忠氏（中国民主団結聨盟副主席、独立中文筆会・獄委会）　　　　　永山　英樹氏（台湾研究フォーラム代表） ※ゲストの方は参加の確認が取れ次第追加していきます。内容：　ゲストの方からの簡単なスピーチの後に、質疑応答、参加者全員での意見交換などを行いたいと思います。場所：　大久保地域センター3階　会議室A　（新宿区大久保2－12－7）ＪＲ山手線｢新大久保｣駅下車　徒歩　８分地下鉄副都心線「東新宿」駅下車　徒歩　５分都営大江戸線｢東新宿｣駅下車　徒歩　８分都営バス｢大久保通り｣下車　徒歩　１分日時：　1月17日（日）17：45～20：30 会費：　1000円主催：　ウイグル問題を考える会 ※「独立中文筆会（独立中国ペンクラブ）」の代表が、08憲章で現在監獄に入れられている劉暁波氏です。公式サイト：　http://www.penchinese.net/index.htm ウイグル問題を考える会ホームページ http://www20.atwiki.jp/uyghurissue/pages/26.html

「士農同盟」と農民

投稿者：noiz 投稿日：2010年 1月 8日(金)03時13分12秒

返信・引用編集済

> No.6804[元記事へ] 横やりですが、＞裏切られた農民は維新政府に対し「農民騒擾」で反撃にでますそもそも農民は「裏切られた」ものなのでしょうか。ここがやや疑問です。農民の階級闘争というとき、商品経済にまきこまれざるをえない農村にあって農民がはげしく階級分化していくという数世紀にわたる底流を見ないわけにはいかないでしょう。つまり農民もまた一様ではないという当然のことをふまえる必要があります。こうしてみれば「士農同盟」の「農」がすべての農民を代表しないことは自明で、幕末における世直し一揆（世直し騒動）もまた「士農同盟」の「農」ではなかったということがあります。もちろん世直し一揆にしても段階をへて幕藩体制そのものに対決する独自の高揚を見せるわけですが、だからといってこの一揆に蹶起したひとびとが「倒幕の志士」たちと同盟したかといえば、そんなことはほとんどない。すでに指摘されている相楽総三らの赤報隊は戦略として徳政令的なおふれをしてまわったからこそ、信州で「若者」などの一部の「支持をえた」のであって、それ以上のことではない（ただし相楽には平等思想が見られる）。「倒幕の志士」といっても権力を握ったものとそうでないものとで行き方も違う。新政府軍が一揆に対して総じて利用主義的な態度で臨んだことには異論がありませんが、各地の一揆を「裏切られた」と平均できるほど蜂起農民の側があまかったとはいえないと思います。逆の極端な例をあげるなら、会津のヤーヤー一揆などがあります。ヤーヤー一揆は会津戦争で権力が空白になるスキをついた小農の独自の闘争で、会津藩であれ新政府であれ、世直しに敵対するものには対決しようとしました。領主や士族がどうなろうとかれらはかれらの世界を生きようとした。新政府が村役人（＝豪農）をひきつづき重用するならこれに対決した。世直し一揆において、豪農商はうちこわしの対象です。つまり没落する小農にとってかれらは「当面する敵」にほかならず、世を平均するという世直し（世均し）のほこさきは、当然この「持てる者」に向かったわけです。思想史の面から見れば、じつは「うちこわされる側」であるかれら豪農こそが農村における「国学」を受容する草莽層でありえました。他方、うちこわしに蹶起する者たちにしてみれば、「神国日本」などという政治的統合意識がたもらす観念の産物はまったく関係がない。一揆勢にとっては、自分たちの行動の正当性を訴求する対手として政治権力（公儀）がかつて眼前にあったにすぎません。世直し一揆が幕藩体制が崩壊する時期に一藩のわくぐみをこえて広域化したことは、この「藩としての国」意識ののりこえをあらわすものですが、だからといって一部の豪農＝在地知識人のように「日本」を一つの「国家」と観念して危機をみとめたわけでもありません。ようするに農民は「持てる者」と「持たざる者」とで経済的にも精神的にも分裂していたわけです。階級闘争の激化というのはそのこと（あるいは分裂に起因する村方騒動）もまた含むのであって、幕末の世直し一揆が総体としては、権力闘争にあけくれようとする武士階級（士族）の政治運動にむしろ結合しなかったことを直視すべきでしょう。「底辺」にとって「日本」など存在しなかったのです。世直しの運動にあっては、うちこわしを正当化する「論理の権現」として各地で世直し大明神がうみだされ、蜂起する者たちは神の使いなのだということが喧伝されました。もちろんこの神は皇祖神や祟り神などではなく、一種のメシア（救世主）です。こうした蜂起における自律的な神観念の登場は、弥勒思想（救世主待望の信仰）の隆盛などとともに、幕藩体制に統合された宗門の支配的秩序からのがれでる民衆信仰（思想）の独自性をあらわすものとして注目できることです。狷介な「国学」が一部知識人にいわれる一方で、こうしたことが「底辺」ではひろく胎動していました。志士気取りたちとはちがって、民衆は「日本」ではない別個のひろい世界を生きていたといわざるをえません。統合された「日本の日本人」をこの時期にみとめようとすればするほど、この時代の歴史は虚像となるのではないでしょうか。明治維新を士族・公家中心の政治革命ととらえるならば、それは「底辺」（小農・小作農・小漁民・都市流動民をとわず）にとってなんの関係もない権力移転劇であったにすぎないということさえできます。「維新」とはいったいだれのためのものだったのか。「維新」が「御一新」として「御上のすげかえ」におわったのだからこそ新政反対一揆が（もたらされるようとする新秩序への偏見もふくんで）つづいたのか。すくなくとも世直しは「世を均（なら）す」ことを究極の目標としていたのであって、「維新＝権力者（公儀）の交代」を求める運動でなかったわけですから、幕末期の底辺農民の闘争はきたるべき「近代」に粉砕されたのだといっても過言ではありません。こうしてみると、幕末における世直し一揆（世直し一揆は幕末にかぎらない）には、旧秩序とやがてくる新秩序の双方に対抗しようとする独自の運動の可能性があったかのように思えます。ただし、「前近代」的な運動がほんとうに「世均し」、つまり差別を排していこうとするものだったといいつくろうつもりはありません。世直し一揆につづいた新政反対一揆にはさまざまなものがありましたが、「賤民解放令」に反対して被差別部落をやきうつ悲惨な闘争も含まれます。こうした差別者としての狭隘で排外的な民衆の意識・動向は、克服すべきものとしてあとに残されたのだと位置づける必要があるでしょう。

相楽総三

投稿者：通行人３投稿日：2010年 1月 7日(木)21時54分7秒

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> No.6804[元記事へ] > 士農同盟の解体を象徴する事件が「赤報隊隊長　相楽相三の処刑」です。すいません。誤字訂正です。赤報隊隊長は、「相楽総三」でした。詳しくは下記リンクを参照してください。

http://www.suwaseiryo.jp/seiryohs/tosyo/tosyo41/ts413.html

朱印船貿易や鎖国政策

投稿者：イレギュラーず投稿日：2010年 1月 7日(木)20時57分48秒

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これは、外界に対する管理貿易だったわけですよね。でも、日本列島の北方でサハリンを経由した山丹貿易や南方との関係などもふまえておくべきでしょうね。

岩波新書の惹句から

投稿者：焚火派ＧＡＬゲー戦線投稿日：2010年 1月 7日(木)19時55分46秒

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井上勝生著「幕末・維新」（シリーズ日本近現代史①）日本開国期に、日本中が攘夷で沸きたち、そうした世論の中心に天皇・朝廷の攘夷論があったという維新当初から強調された、日本開国の物語こそが、事実と違うという点を、本文をくり返さないが、あらためて想起しておきたい。（中略）その物語は、近代日本がつくり出した、あたらしい天皇制近代国家の国家創生「神話」にほかならなかった。　（「おわりにより」）　ぴよ丸さんと異なった観点から、「独立が保持できた唯物論的説明」を試みています。（どちらが正しいかは判断は保留しますが。）　一読の価値のある本。　Ｐ．１１３から　従来のように貿易の開始を、在来産業が壊滅させられ、社会に「不安と混乱」が巻き起こったと見るのは一面的に過ぎる。　貿易初期について見ても、生糸売り込み商人の盛んな活動に代表されるように、貿易への参加が広範にみられ、それが日本の独立の真に広大な基盤になった。

今、読んでいる本より

投稿者：ぴよ丸号投稿日：2010年 1月 7日(木)19時04分4秒

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吉田松陰の切迫感が伝わってくると同時に、長州はアジアに対して侵略者としてのイデオロギーを持ってしまったことが分かります。なお、中国もまた富国強兵を求めていました。実現するのは２１世紀ですけど。（李鴻章、康有為、曽国藩など。）詳しく書く時間はないですが、当時の中国が変わることの難しさは、辛亥革命の経緯を見て痛感する所です。何で袁世凱？？（以下、引用）「取り易き朝鮮・満州・支那を切り従え、交易にてロシア・アメリカに失うところは土地にて鮮・満に償うべし」

明治維新後の可能性について

投稿者：ぴよ丸号投稿日：2010年 1月 7日(木)18時52分11秒

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　現在、中華帝国の全体主義がアメリカ帝国主義にとって代わろうとしている状況で、それについて考えることはあらゆる知識人やその周辺人に求められていると思っています。そのような意図から、華夷秩序の中にかつて組み込まれていた朝鮮（大清国属としての朝鮮）、海を隔てていてその秩序の範囲外にあったとはいえ強い影響を受け続けていた日本と中国とのありうべき関係について、どのように考えるかというのが徐さんの文章からは見えなかったので、先に掲げた疑問を記しました。　この極めて現代的な意味を考える場合、歴史的経緯を無視することは出来ません。明治維新がどうして起こったかについては様々な説があるかと思いますが、私が知る中で ――唯物論的に納得できるものとして――最も納得できるのは、力づくで開国された後、日本国内の金銀為替ルートが一定だったことに付け込まれて大量の金流出が起こり、経済が疲弊したというものです。悪鋳金貨が増大し、インフレが起きたんですよね。反発は都市の商人、農村、給金で暮らす下層武士で強かったと記憶します。尊皇攘夷のイデオロギー的背景には、外人（あえて）が流入して、庶民の暮らし向きが悪化したことがあります。　さて、当時は帝国主義の時代です。列強から見て、日本は金をチューチュー吸い取れる美味しい国でした。幕府とてアホではないですから金の流出を防ぐ手段を色々取りましたが、武力恫喝の前には余りにも無力でした。また、藩レベルでも外国への戦争行為（薩英戦争、下関戦争）が行なわれました。彼らはそこで圧倒的な欧米列強の軍事力を目の当たりにし、尊皇攘夷から攘夷が消えてしまいました。そりゃ無理だろ、と。　また、一藩の力ではとてもじゃないが欧米列強に太刀打ち出来ないことも悟りました。維新後、強力な中央集権国家を作らざるを得ないと維新の元勲は考えました。緩やかな自治を有する封建システムは、日本の歴史で最も幸せな時代であったかも知れませんが、欧米列強の前に崩れ去りました。近代化は、恐怖とともに始まりました。　まっぺんさんの考える方向性は、現段階で可能な選択肢の一つだと思いますが、当時では無理だったんだろうな、と思います。もしそれをやっていれば、多くの藩が西欧列強の植民地になっていたことでしょう。特に、「力」のあるところは。収奪できるものがある、ということなんだから。　私は歴史において悪者探しは嫌いじゃありませんが、余り意味がないと思っています。他の国の例で言いますと、アメリカ（ＵＳＡ）はインディアンに贖罪は絶対に出来ないですし、スペインもインカの人々に絶対に贖罪は出来ません。　日本はアジア１０００万人を殺したと推定されているＷＷ２の責任をどうやって「それをそれとして」取るというのでしょう？　絶対に無理です。一人１０００万円の賠償金として、１００兆円ですよ。（ＷＷ１の責任を全てひっ被せられたドイツはどうなったでしょうか？）

寺尾五郎の幕末３部作

投稿者：通行人３投稿日：2010年 1月 7日(木)18時39分12秒

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> No.6802[元記事へ] 革命さんへのお返事です。 > 確か、農民一揆が、盛り上がったのが、幕末ではなかったんですか？幕末危機の外因が「黒船」だとすれば、内因は「農民騒擾」でした。農民の「世直し一揆」に代表される階級闘争の激化が、下級武士をはじめとする、いわゆる「草莽層」を、単なる尊王攘夷勢力から討幕勢力へと押し上げていきます。この草莽層と農民の階級同盟を象徴する維新スローガンが「年貢半減令」でした。ところが、討幕勢力の財政疲弊が、草莽層と農民との階級同盟(士農同盟)を解体してしまいます。草莽層が農民を切捨て、都市豪商(商業資本)との同盟(士商同盟)を選択するのです。この裏切りを主導したのが岩倉であり、士農同盟の解体を象徴する事件が「赤報隊隊長　相楽相三の処刑」です。以後、裏切られた農民は維新政府に対し「農民騒擾」で反撃にでますが、最終的に農民の反抗は粉砕され、地租改正で息の根を止められてしまいます。以下、参考文献です。寺尾五郎先生の幕末３部作は必読書でしょう。 ●「草莽の維新史」 ●「革命家　吉田松陰ーー草莽決起と共和制への展望」 ●「中岡慎太郎と坂本竜馬ーー薩長連合の演出者」いずれも徳間書店・刊

明治維新という幻想

投稿者：まっぺん投稿日：2010年 1月 7日(木)13時24分26秒

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江戸時代にも、その後も飢饉はあり、農民の一揆や米騒動などがありました。当時の日本の圧倒的多数は農民でしたが、そもそも明治維新は農民を幸せにしたのでしょうか？例えば昭和に入り、２・２６事件を起こした青年将校らが決起の理由としていたのはたしか東北農民の生活の惨状だったのではなかったかと思います。明治維新後の富国強兵政策による殖産興業によって、工業・商業は発展しましたが農民の生活は重税によってかえって苦しいものになっていったんではないでしょうか？

農民らは？

投稿者：革命投稿日：2010年 1月 6日(水)10時16分54秒

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確か、農民一揆が、盛り上がったのが、幕末ではなかったんですか？龍馬伝は、そこの所は、全くないようです。あたかも、外圧と、下士と上士の対立を中心にした身分差別が、中心課題であるような。そこではないだろうに。と思うが。

>もうひとつの切り口として

投稿者：イレギュラーず投稿日：2010年 1月 5日(火)19時05分49秒

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>あとは越後長岡藩… おっ！河井継之助ですね。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B2%B3%E4%BA%95%E7%B6%99%E4%B9%8B%E5%8A%A9 東北には奥羽列藩同盟についてこだわる方々がいろいろ書いてもいる。東北の歴史はアテルイだけではない。東北は六県とも、新潟を含めて七県ともいわれていました。新潟「県民」はこれをどう思っているかは分かりませんが、昨年の「大河ドラマ」のごとく、越後とは深い関係がありました。

もうひとつの切り口として

投稿者：まっぺん投稿日：2010年 1月 5日(火)16時15分5秒

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明治維新がそれまでと最も違うのは、日本を「統一国家」とした事ですね。それまでは徳川を「最大の盟主」とした「諸国連合」であったわけで、言い換えると、小規模な「国際連合」みたいなものだったという事です。これを日本という「統一国家」にまとめる事業の過程で、これも「歴史のイフ」ですがこの統一国家に加わらない可能性のある地域がいくつかありました。ひとつは、すでに見てきたように薩摩です。これが西南戦争の果てに、あるいは戦争とは別の手段によって、「独立国家」となったらどうだったんだろう？あとは越後長岡藩と北海道ですね。日本が４つの国に分かれ、その「連合国家」として成立したら、果たしてその後の歴史はどうなっただろうか・・・

ぴよ丸号さんへ（お年始代わりに）(=^^=)／

投稿者：まっぺん投稿日：2010年 1月 5日(火)14時45分10秒

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●明治維新をどう評価するか＞・外圧によって強制された明治維新に関する徐さんの評価は？＞　私は明治維新を断固支持しますよ。　欺瞞的「東アジア共生」論や戦前の旧日帝の侵略行為への「時効論」に対し、ダーバン宣言を引用しつつ根底的なアジア連帯の道を説く徐勝さんへの評価を、わたしもぴよ丸号さんと共有いたします。そのうえで、ぴよ丸号さんがあげた徐勝さんへの疑問点３つの中で僕の立場で言えば、あとの二つについては明快なのですが、第一の疑問点についてちょっと論じてみようと思います。　私は明治維新について「支持するか、しないか」という二者択一で済ませたくありません。それは例えばレーニンの方針やスターリン主義などの問題をまったく無視して「ロシア革命を断固支持する」だけで済ませてしまうようなものです。明治維新についても「断固支持」だけで終わらせず、もう少し掘り下げてみたいと思うのです。ちょうどＮＨＫ『坂の上の雲』を契機として司馬遼太郎への批判も左翼や市民運動家を中心に持ち上がってきていることもあり、時宜にかなった議論になるのではないかと思います。 ●吉田松陰は覇道主義者であった　まず昨年末に逝去された樋口篤三氏の持論を紹介したいと思います。マル共連にもちょっと書いたんですが、樋口氏は著書『靖国神社に異議あり』の中で、明治維新を断行した薩長勢力を、覇道主義の長州勢と王道主義の西郷隆盛というように分類しています。長州の覇道主義の中心は何といっても吉田松陰です。長州の思想的支柱となった松下村塾の吉田松陰は、当時の外国についての情報に精通しており、ナポレオン戦争を始めとする一連のヨーロッパ政治・軍事史をよく理解していました。そのうえで吉田松陰は「欧州覇権戦争」の果てに「（当時の）現在の西欧列強の存在」がある事をリアルタイムで把握していたわけです。そしてアジア諸国の多くはそうした覇道主義的欧州列強の餌食となろうとしている、という恐怖心を抱き、それに対抗するためにどのように日本国家をつくっていくのかを考えていたと理解できます。 ●明治維新を推進した人々の末路　松下村塾に学んだ塾生たちは、この吉田松陰の国家観・歴史観を受け継ぎ、対外列強への恐怖心を共有していくわけです。この時、「覇道には覇道で」対抗する意識が生まれるのも不思議ではありません。そしてこの覇道主義、実は明治期の対外戦争以後ではなく、それ以前から発揮されていた、と考えていいと思います。　明治維新は日本の全人民ではなく、武士階級の、それも各藩の下級武士を主体とした「藩兵」によって推進されていきました。だから形の上では「薩長と徳川の争い」のようになったわけです。また、一部ですが高杉晋作によって組織された町人による「奇兵隊」が活躍したのはご存知と思います。これらの下級武士、町民たちは、維新後どうなったでしょうか？　明治政府のもとで新しい軍制が敷かれ、徴兵制による近代的軍隊が生まれると共に、彼らは解散させられていきました。 ●「攘夷」は初めからウソだった　つまり維新を推進した多くの下級武士や一部町人たちは「使い捨て」にされたわけです。その彼らの意識において言うならば、当時、高杉など指導部には先が見えていたのでしょうが、維新戦争に加わった大部分の人々は、「徳川を倒し我が藩の支配に変える。その時、功労者として禄高の加増や官位出世を期待する」という「戦国時代」みたいな意識しかなかったのではないでしょうか？　だから、その期待が裏切られたと知った時、彼らは反乱を起こした。奇兵隊や地方の武士達の反乱が起こるのはこの頃です。　思想的にも、維新指導部の裏切り行為は明らかです。倒幕運動が勢いをつけたのは「尊皇攘夷」に共感したからでした。ところが指導者たちは「天皇を崇拝し外国を追い払う」という当時の「攘夷論」を無謀と知りながら、倒幕のために利用し、維新成功の後は直ちに開国をした。このような明治政府の「政治主義」の中に、目的のためには手段を選ばない「覇道主義」の影が色濃く反映しています。 ●覇道主義の他に道はあったか　さて、そこで、「では他にどんな手段があったというのか」という疑問が生まれると思います。「当時の状況では覇道主義以外に道は無かったじゃないか」。本当に「他に道はなかった」のか？　アジア諸国を見回してみれば、そうでもない事がわかると思います。日本のように他国を植民地化した国と植民地にされた国ばかりではありません。どちらにもならなかった国もある。また外交方針によっては他の可能性ももっと生まれただろう。　侵略主義者は「１国対１国」でしか通用しない「地勢学」を方便に、侵略の事実を合理化します。しかし、当時すでに国際関係を規定する法理論は存在しており、国際協力のもとに、平等・互恵の真実の意味での「大東亜共栄圏」の建設も可能だったのではないかと思われます。西郷隆盛について、私はそれほど知っているわけではありませんが、樋口氏は、西郷の中にそのような可能性を見ているようで、西郷を「王道主義」としているわけです。徴兵制による藩兵の解体に対抗して反乱を起こした薩摩武士たちの側について戦った西郷であればこそ、そのように理解できるというわけです。 ●三つの歴史観を比較する　以上のように考えてゆくと、樋口史観を根拠とすれば、日本の侵略主義は明治政府ができる前の幕末から、吉田松陰を起点として始まっていたことになります。そしてその侵略主義が事実上発揮されたのは1875年の江華島（カンファド）事件という事になる。維新からわずか8年後の出来事です。その侵略主義が成長をとげ、昭和時代の本格的アジア侵略戦争へと広がっていくわけです。　もうひとつの歴史観として司馬遼太郎の歴史観があります。司馬史観によれば、西南戦争までを内乱時代、日露戦争までを防衛戦争時代、それ以後を侵略戦争時代とし、日露戦争までを擁護し、昭和の侵略戦争を批判して見せるわけです。しかし、司馬史観の欠点は、歴史の内的関連を無視して時間的にぶった切ってしまっているところにあります。トロツキーを想起するまでもなく、歴史は複合的・永続的に発展していくのであって、ある日を境に防衛論者が突然侵略を始めるわけではありません。　そして、この司馬史観は、本人が昭和の戦争を侵略戦争として批判しているにもかかわらず右翼によって最大限に利用され、明治時代の延長線上に昭和の侵略戦争までも「しかたがなかった」として描き出されていくわけです。司馬の『坂上の雲』は、数年前、産経新聞にも連載されていましたが、司馬の国家主義的歴史観を利用し、それをさらに拡大解釈して昭和期の侵略戦争までも「防衛戦争だった」と擁護する右派のペテン的宣伝のやり方は、そのまま明治維新政府がやってきた「目的のためには手段を選ばない」覇道主義が反映されているといえるでしょう。

精々１００万人前後の在日外国人に地方選挙権を与えるだけで

投稿者：ぴよ丸号投稿日：2010年 1月 4日(月)20時26分45秒

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亡国に到るかのような文章、ずいぶんと日本を軽く・甘く見ているのですね。そんなことより、洋鬼の兵隊がひき逃げをしても日本の司直の手に委ねられないほうが余程亡国だと思いますね。

私が中学のころは

投稿者：半蔵投稿日：2010年 1月 4日(月)17時05分0秒

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社会科の資料集にて南アフリカの公衆トイレは各人種用に分けて設置されているなんて紹介されてましたが「ダーバン宣言」まで出た現在はそんなことは無くなってるのかな？

コモンズ新年号を読んでの疑問

投稿者：ぴよ丸号投稿日：2010年 1月 4日(月)16時20分54秒

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徐勝さんの文章は素晴らしかった。何が素晴らしいかというと、どこぞの「あ」氏の言説を完膚なきまでに打ち砕くであろう「ダーバン宣言」について触れているところですな。まあ、これは半分冗談だけど、「国権賦与」でも「神権賦与」でもない「人権」を定立し、時効なく遡及的に帝国主義時代の西欧米日の犯罪を問うところが素晴らしい。その文脈で、アジアの歴史と現在を捉えるとどうしても消えない疑問が文章から浮かび上がってくるのです。・外圧によって強制された明治維新に関する徐さんの評価は？　私は明治維新を　断固支持しますよ。・中国について殆ど言及されていないのはなぜでしょうか。特に、資源問題と絡んで　ウイグル・チベットなどの問題は欠かせないはずですが。・北朝鮮の人権については？（これは言えない事情があると推察しますが、しかし、　若い人権問題活動家は疑問に思うでしょうね。）歴史的に見て、白い共産主義（あるいは赤い資本主義）の皮を被った華夷秩序がアジアで再構築されようとしているのです。ＣＯＰ１５を破滅に導いた中国人の顔が思い浮かびませんか？徐さんの論文は、好悪を別にして巨大なパワーを無視していると思いました。

それって副島類でしょ？

投稿者：ぴよ丸号投稿日：2010年 1月 4日(月)16時11分48秒

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>龍馬暗殺の犯人は中岡慎太郎ら薩長の志士たちであったという仮説が披露されてましたね。フリーメーソンとか出てくる本をネタにしている時点でどうかと思いました。

龍馬といえば

投稿者：まっぺん投稿日：2010年 1月 4日(月)13時55分33秒

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あ、ご無沙汰でした。あけおめ～ことよろです。(=^^=)／留守中は削除人の皆様にもお世話になりました。ありがとうございました。別チャンネルで、龍馬暗殺の犯人は中岡慎太郎ら薩長の志士たちであったという仮説が披露されてましたね。

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