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2010年1月7日(木) 19:15 |
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岡山空港、生き残りをかけ施設を整備
長引く不況や交通の多様化などで、地方空港は厳しい状況が続いています。 その中で、岡山空港では施設整備を充実させるなど生き残りをかけた取り組みが始まっています。
午前7時、岡山空港で一夜を明かした旅客機が並びます。 前日の最終便が空港に留まり、当日の始発便となるナイトステイ便。 朝の早い時間に東京や海外に向けて出発できることなどから、ビジネスや旅行に便利です。 このナイトステイ便を増やしたり、東京線の増便などにつなげていこうと、岡山空港では施設の整備が進められています。 旅客搭乗橋、いわゆるボーディングブリッジを、これまでの3基から4基にするもので、総事業費は約2億円です。 ボーディングブリッジは、空港のセキュリティーの面からも重要な設備となっており、ターミナルビルの国際線の搭乗口から東側に向かって張り出す形で設置。乗客の乗り降りなどの利便性が向上します。 これにより、ナイトステイ便やチャーター便の誘致などにつなげていきたいという狙いがあります。 長引く不況や原油の高騰、交通の多様化などにより、岡山空港の利用者数はここ3年減少傾向にあります。 地方空港にとって厳しい状況が続く中、岡山県はボーディングブリッジの増設で空港の利用者を増やしていきたいと話します。 4基目のボーディングブリッジは、3月19日に完成予定です。 岡山空港ではこのほかにも、旅客機をとめるエプロンの拡張など整備を進めて使いやすさを向上させ、地方空港として生き残りをかけます。
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