便 秘(宿便)
森田クリニックでは、その方にあった便秘のお薬の処方や、宿便のご相談をお受けしております。
便秘にも種類があります。お腹が痛くなりコロコロとしたうさぎのウンチのような便が出るけいれん性便秘。大腸の運動能力が低下してなかなか肛門側へ送られない弛緩性便秘。直腸に便が貯まっても便が出せずに残っている直腸性便秘です。市販の便秘薬の多くは、弛緩性便秘に有効なもので、腸に刺激を与えて排便を促すものです。けいれん性便秘には逆効果です。また、便秘の薬を飲んでお腹が痛くなったとか、排便はあったが下痢をしたといった経験をした方もいらっしゃると思います。
便秘は体にいろいろな影響をあたえます。正しく処方されたお薬と、規則正しい生活を送ることで腸内の善玉菌を増やし、便秘しづらい体質へ変われるようにしていくことが一番です。
「私は便秘ではないから」と安心している方もいらっしゃると思いますが、実はそこにもちょっとした落とし穴があります。と言うのは便の中には、“残留便”いわゆる“宿便”というものがあって、毎日きちんと排便がある方でも宿便を抱えていることが多いのです。腸はシワやヒダのようなものがあり、その部分に便が引っかかって宿便になってしまうと考えられます。多い人は4kgもあるとかないとか…宿便があると腸の蠕動運動が弱くなり、消化吸収が悪くなるとともに、排便する力が弱くなります。ダイエットに便秘は大敵とされるのも、便の重さがあるからではなく、(それもあるかも?)脂肪の燃焼を促進させるビタミンB群を意識的に摂ったとしても消化吸収が悪くては、その効果が半減してしまい思うように脂肪が燃焼しないということがあるからです。当然、長い時間この宿便を腸の中に留めておけば、腐敗して毒素をだし、便秘の状態と同じ事が体の中でおきます。あなどれませんよ!気になる方は、一度ご相談下さい。
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