2010年1月7日 18時36分更新
桃の生産が盛んな岡山県新見市の果樹園では雪が積もる厳しい寒さのなか、夏場の出荷に向けて、品質の良い桃を育てるためのせん定作業が行われています。
桃のせん定は、余分な枝を切ることで、日当たりを良くするとともに、これから実をつける桃に十分な養分を行きわたらせて、おいしい桃を育てるために欠かせない冬の作業です。
新見市の草間地区は桃の栽培が盛んな地域で、このうち3ヘクタールの桃畑がある観光果樹園でも6日から枝のせん定作業が始まりました。
果樹園には6日夜積もった雪が残っていて、生産者達は厳しい寒さのなか、白い息を吐きながら脚立にのって成長の悪い枝や余分な枝などをハサミやノコギリを使って切り取っていました。
果樹園では「はなよめ」や清水白桃など11種類の桃を栽培していて早いものでは7月中旬から収穫が行われると言うことです。
果樹園では、「おいしい桃を作って皆さんに食べてもらいたいと思います」と話していました。
桃の木のせん定作業は来月いっぱいまでかかり、果樹園ではその後、リンゴや梨の木のせん定が始まります。