大河ドラマ「天地人」やCM「こども店長」、大みそかの「紅白」でも活躍した人気子役・加藤清史郎(8)が6日、都内でCMキャラクターを務める田中貴金属工業のPRイベントに出席した。阪神タイガースの大ファンで、デイリースポーツ紙の元日企画であこがれの鳥谷敬内野手(28)と対談。「次は甲子園で始球式。いや打つのがいいな〜」と初夢に聖地での“始打式”を描いた。
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「今度は甲子園で始球式はどう?」。報道陣から出た“甲子園”の3文字に、がぜん瞳を輝かせた。
「ぜひ、やりたいでーす。でもボク、届かないかもしれない。あ、高めに投げればいいかぁ」。ちびっ子虎党の心に火がついた。さらに「やっぱり、ボク打つのがいい!!バッターボックスに立ちたいです」と異例の“始打式”を自ら提案した。
この日は、CMキャラクターを務める「はじめるコツコツキャンペーン」の出初め式イベントに羽織はかま姿で登場。人生で初めてという書き初めに挑戦し「コツコツ」と豪快に書き上げた。
今年の目標は「勉強も逆上がりも跳び箱もコツコツ頑張りたい。お年玉?コツコツためます」と語った。初夢について問われると「まだ見てない。気が付くと朝なんです」。だが、聖地のバッターボックスに立つという大きな初夢を小さな胸に描いていた。
昨年は大河、CMと大活躍。年末のNHK「紅白歌合戦」では“こども紅白”の司会も注目を集めた。デイリースポーツ紙の元日企画では鳥谷と対談、都内のバッティングセンターで直接指導を受けた。「すっごくうれしかった。特にバッティングを教えてもらったのが一番よかった」と興奮気味に振り返った清史郎くん。今年もTBS系ドラマ「ヤマトナデシコ七変化」(15日スタート、金曜 後10・00)出演など、活躍の場は増えるばかり。そんな人気者の“始打式”立候補。鳥谷コーチとの練習の成果を発揮するチャンスは、今季中に巡ってきそうだ。