小沢さんの逃げ足と食い散らかし
テーマ:ブログどうやら、引越しせずにすみそうです^^
(まだローン残ってるし・・・)
自民「ホッ」、民主は小沢代表の求心力低下も
http://www.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/index8.html?now=20080128110742
(ANN)
小沢さんの凄いところは
その逃げ足の速さでしょう。
「勝ち目なし」と見るや、応援演説要請を拒絶。
終盤の「熊谷・小沢」ツーショットは無くなりましたとさ^^
応援の熊谷氏惨敗、小沢民主は思惑外れる
http://www.nikkansports.com/general/p-gn-tp0-20080128-312926.html
(日スポ)
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小沢さんと言えばやはり
逃げ足と「ほんまもん」の「早いとこいっとこ」です。
つまり、目先に使えるものがあれば
躊躇とか熟慮の前に
”まず食う”
これです。
小沢さんにある熟考とは、
その後の逃げ道と深手を避ける知恵です^^
で何でも食っちゃうので、対価が国を危める問題であっても
さっさと売っぱらうわけです。
■小沢が豪腕と言われた本当の理由
よく、「お前は自民信者か」と聞かれますが
自民と民主とどっち?と言われれば
そりゃ自民でしょう。
自民の腐った部分と、民主の終わっている部分の
どちらを選択するんだ・・という話ではなくて
我が国というのは、自民と官僚の最低限の良心^^で
国政を(最低限は)修正するという構造が、
戦後体制の中で出来上がっているもんだと
勝手に思い込んでいるものですから^^(少し棒読み)
というより、国政のブレーキの掛け方が、
素人と玄人の差であるのです。
自民下野の負の遺産が未だに足枷となっているんだから
党を支持するとかしないとかの前に、
国家運営のシステム上の欠陥は何かを論じるべきではないかと。
だから、一度その構造が自民の下野によって崩れると
修正に数十年かかってしまう・・・という後遺症を伴う。
で話題のジェイコム男さんの”予言”なんですが
”どなたか”が、最近の情勢をまとめられたのですね^^
↓
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先物に右往左往の我が国ということですが
工業立国と言う建前で戦後の産業構造を大変化させた我が国ですが
自由経済の名の下に、すでに構造熟成を手に入れつつあったのを
人工的に変革させてしまったわけです。
食料自給率を50%台で固定させていたのですが
実は、このバランスというのが、わが国に於いて非常に安定していたわけです。
(供給熱量ベースとして)
グローバル経済下においては、
自給率というのはある種不必要な数値であるとも思えるのですが
問題は、現物の需給ではない、先物なんかの極端な影響です。
高すぎる自給率は、ある意味一次産業以外の産業の発展を阻害するのですが
低すぎる場合、国内需給のバランスを調整しにくく、
内需に直接影響を与える不安定要素にもなるわけです。
つまり、我が国においては50%程度のバランスが
複合産業構成の面から見ても
自然調整される安定した状態であったともいえます。
(もちろん、国情にあわせたバランスがあるのでたまたま我が国がそうであるというだけ)
まぁ、可処分所得の変移がメンタル指数に影響を与えるとかも
そうです。
で自給率低下理由として、嗜好の変化であるとか、
それにともなう業態の変更に失敗とか
色々と理由をつけるのですが、
我が国が自給率を低下させたのは、自由経済であるとか
食文化の変化であるとかではありません。
一次産業をアメリカに売ってしまったからであります。
何のためにかというと
我が国輸出市場をアメリカに開かせるためにです。
つまり、バーターです。
ではそれを影で推進させたのはだれか?
それは経世会であり、豪腕と言われた小沢さんであります。
なぜ豪腕と言われ出したかというと
経団連関係から39回衆院選の軍資金数百億を掻き集めたことから
言われたそうですが・・
掻き集めたのではなく、鶴の一声で集まった
のであります。
それは、言うまでも無く
我が国農産物市場との引き換えに、米国工業製品市場の
障壁緩和促進させたことに対する報酬でありました。
それは、竹下内閣での官房副長官、経世会会長代行、
そして海部内閣・自民幹事長として
経団連の代弁者となり、根回しに尽力したからであります。
経団連は当時何をしていたか・・・
凄まじいロビー活動を永田町で展開しており、
小沢ライセンスで経団連の越権活動が膨張していたのであります。
↓
経団連作成・配布
農産物自由化促進パンフレット
「私たちは割高な農産物を買わされています」
実際にこれが
日米自由化交渉のシビアな最中に
国会議員に配布されたわけですが
まさに「経団連・何様?」でありまして
この時期を堺に、我が国食料自給率は
基準ラインを割っていくのであります。
数%下落したのではありません。
ラインを割ったのです。
自民党を割った小沢さんが、平岩外四さんなどをバックに
変わらぬ影響力を持ち続けたのも
この功績のなせる業であります。
今にして思えば、米牛肉のBSE問題などというのは
旧経世会がばら撒いた空手形の惰性でありまして
アメリカの対日要望が厚かましいのも
バーター交渉の経緯が生んだ悪弊という側面もあるのです。
そんなわけで
「豪腕」
という尊称^^も我が国資産の”安売り”に端を発していると思えば
単なる亡国の走狗であったに過ぎない小沢さんを
切れ者と思わせる効果はあったようです。
さて、対中利権といえば、旧経世会でありますが
未だに垂れ流す援助も
深謀の中に生かされるならともかく
今の政権に深慮など期待できるわけもありません。
今に思えば、改革解放などというスローガンに
真っ先に飛びついた旧経世会の切り込み隊長は
確か小沢さんでしたよね?
↓
日本の利民プロジェクト、今年は吉林省に40億ドル無償援助
http://www.newschina.jp/news/category_1/child_3/item_8842.html
(NewsChina)
誤植は愛嬌としても、
延辺朝鮮族自治州にからむ問題、
そして脱北と廃棄化学兵器ビジネスの温床に対するきな臭い地域に
沿海部以外への投資を抑制する中共の財布代わりに使われたのでは
たまったものではありません。
ODA大綱に準ずれば、一切の無償援助は成り立たないはずです。
対中ODAは廃止だと思っている人も多いのですが
経済開発にかかる円借款が事実上停止されるだけで
時の為政者の判断で如何様にも積み上げが可能であることが問題です。
つまり、名目が環境・人道・貧困・文化・・・・
まぁ看板の見てくれで、名目を変えれば万事OKです^^
無くそうなんてこれっぽっちも考えていません。
↓
「21世紀に向けた対中経済協力のあり方に関する懇談会」提言
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/data/chiiki/china/sei_1_13.html
(外務省)
対中データブック(PDF)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/shiryo/kuni/06_databook/pdfs/01-04.pdf
(外務省)
まぁ、これなんかも小沢さんが拡大させた自民暗部の置き土産ですが^^
結局のところ、経団連の思惑なんてものは
長期ビジョンで見れば、蛸足食いでしかないわけで
そんなところの「政治介入」の悪しき前例を作った小沢さんというのは
まさしく
食い散らかし
と
逃げ足
の天才であります。
1 ■無題
当時を思えば、バラマキ農政批判と日米貿易不均衡問題が連動して国民を欺いたことが、いまだに尾をひいているのがわかります。
一次産業の輸入拡大と公共工事へ外国資本(シンドラー等)の参入が拡大するのは、農政批判と談合や落札率批判の高まりが期を一にしているのも同様ですね。