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USB メモリブートする VMware ESXi 3.5 を作成する

出典: maruko2 Note.

無償でダウンロードできるようになった VMware ESXi 3.5 を、USB フラッシュメモリにブート可能にインストールする。

USB ブートできるようになると、ディスクレスのサーバが簡単に作成できる。(OS のインストール先を NFS/iSCSI/SAN などのストレージにすることができる。当然、ローカルのディスクも選択可能。)

目次

必要なもの

  • VMware ESXi 3.5 Update 2 の ISO イメージ
無償でダウンロード可能。http://www.vmware.com/download/esxi/
  • USB フラッシュメモリ
少なくとも 750MB 必要。USB フラッシュメモリに書き込む時に全内容を消去するので注意。
  • ISO ファイルをマウントするアプリケーション。(MagicDisc, DaemonTools など)
MagicDisc: http://www.magiciso.com/tutorials/miso-magicdisc-overview.htm
  • tar, gzip, bzip2 形式のファイルを解凍するアプリケーション。 (7-zip など)
7-zip: http://www.7-zip.org/ja/
  • dd ファイルを USB メモリに書き込むアプリケーション。 (DDforWindows など)
DDforWindows: http://www.si-linux.co.jp/wiki/silinux/index.php?DDforWindows

手順

大まかな手順は以下のようになる。

  1. ESXi 3.5 Update 2 の ISO イメージをダウンロードする。
  2. ISO イメージをマウントする。マウントするアプリが無ければ、CD に焼く。
  3. マウントしたイメージ(あるいは CD の中)にある install.tgz を解凍&展開する。(install.tgz → install.tar → install フォルダができる)
  4. install/usr/lib/vmware/installer の中にある VMware-VMvisor-big-3.5.0_Update_2-103909.i386.dd.bz2 を解凍する。解凍すると VMware-VMvisor-big-3.5.0_Update_2-103909.i386.dd ができる。
  5. VMware-VMvisor-big-3.5.0_Update_2-103909.i386.dd を DDforWindows を使って USB メモリに書き込む。

これで、ブート可能な ESXi の入った USB メモリの完成。

1. VMware ESXi 3.5 Update 2 の ISO イメージをダウンロード
http://www.vmware.com/download/esxi/ から VMware ESXi 3.5 Installable Update 2 をダウンロードする。
無償でダウンロードできるが、アカウントの登録が必要。
2. ダウンロードした ISO イメージをマウントする。
ダウンロードした VMware-VMvisor-InstallerCD-3.5.0_Update_2-103909.i386.iso を、ISO ファイルを、MagicDisc などのアプリでマウントする。
ISO イメージを CD に焼いてもよし。
3. マウントしたイメージ(あるいは CD の中)にある install.tgz を解凍&展開
7-zip で解凍展開する場合、install.tgz を解凍して install.tar、install.tar を展開して install フォルダにする。
4. VMware-VMvisor-big-3.5.0_Update_2-103909.i386.dd.bz2 を解凍する
installフォルダの中の usr/lib/vmware/installer フォルダに、VMware-VMvisor-big-3.5.0_Update_2-103909.i386.dd.bz2 があるので 7-zip を使って解凍する。
解凍すると VMware-VMvisor-big-3.5.0_Update_2-103909.i386.dd ができる。
5. VMware-VMvisor-big-3.5.0_Update_2-103909.i386.dd を DDforWindows を使って USB メモリに書き込む
USB メモリを USB ポートに挿し DDforWindows を起動すると、USB メモリが対象ディスクとして選ばれる。
ファイル選択ボタンをクリックし、VMware-VMvisor-big-3.5.0_Update_2-103909.i386.dd を選び、<<書込<<ボタンをクリックすると、書き込みが開始される。

6. 書き込みの完了した USB メモリを、Windows XP のディスクの管理で見ると、次の様になっている。

1GB の USB メモリにインストールした場合、次のようにインストールされていた。 image:esxi usb ディスクの管理.png

参考サイト

Running ESX 3i Installable from a USB Flash Drive
http://www.vm-help.com/esx/esx3i/Boot%203i%20from%20USB%20flash%20drive.html
VMware ESXi バージョン 3.5 Installable および VirtualCenter 2.5 のドキュメント
http://www.vmware.com/jp/support/pubs/vi_pubs_35_3i_i.html

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