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ESX3i_bootable

ESX3i_bootable

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目次

  • esx3i_bootable
    • 元ネタ
    • 前準備
    • 注意点
    • bootable USB Flash memory 作成
    • boot する
    • 確認

esx3i_bootable

02:36

VMWorld 2007 で配布された、USB フラッシュメモリからブートする ESX 3i。

期待して VMware ESX 3i 体験版をダウンロードしてみたら「installable (インストールタイプ)」で

ガッカリした人向けに自前で Bootable な ESX 3i を作って見る方法の紹介。


元ネタ


は、いつもの

VMware Communities: ESX Server 3i - USB flash drive boot possible!

Runnning ESX 3i Installable from USB Flash Drive から。


前準備


  • 1 GB のフラッシュメモリ
  • フラッシュメモリからブート可能なマシン
  • WinImage 8.x (体験版でOK)
  • WinRAR (体験版でOK)
  • VMware から ESX Server 3i Installable ISO (Evaluation) をダウンロード

注意点


  • 当然 VMware によってサポートされる手順ではないこと
  • フラッシュメモリからブートしたマシンに接続されているストレージ(DAS) が ESX 3i に認識された場合、データが失われる恐れがある。
    • おそらく、ESX 3i 上で自動に storage(datastore) にされてしまう -> VMFS でフォーマットされて\(^o^)/ みたいな流れが起こり得るため?
  • SCSI ディスクだけでなく、SATA ディスクもその恐れあり*1
    • データ消えるのがいやなら USB ブートするまえに全部ディスクを抜いておくのが確実だよ
    • ちなみに今回のテストでは自動で storage が作成されることも VMFS フォーマットされることも無かった。SATA ディスクだったから?

bootable USB Flash memory 作成


  1. WinRAR で Installable ISO (VMware-VMvisor-InstallerCD-3.5.0-70348.i386.iso ) を開く。
  2. INSTALL.TGZ を解凍。
  3. 解凍して出来た INSTALL.TAR をさらに解凍。
  4. 展開されたフォルダ群の \usr\lib\vmware\installer\VMware-VMvisor-big-3.5.0-70348.i386.dd.bz2 を解凍する。
  5. 展開された VMware-VMvisor-big-3.5.0-70348.i386.dd を確認。このイメージがフラッシュメモリに書き込まれる。約 750 MB程度。
  6. WinImage 8.x を起動し、Options -> WinImage mode selection から WinImage professional mode を選択。
  7. Disk から "Restore Virtual Hard Disk image on physical drive..." を選択。
  8. フラッシュメモリを選択し、VMware-VMvisor-big-3.5.0-70348.i386.dd を書き込み。3 分ほどで書き込み終了。
    1. 当然中身は全てクリアされてしまうので、事前にバックアップを。
  9. 書き込み終了後、ディスクのパーティションが以下のようになってればおしまい。

f:id:khak:20080427035558p:image



boot する

  1. 対象のマシンのBIOS から USB ブート出来るように設定する。
  2. USB デバイスのエミュレーションタイプを設定できる場合は、HardDisk を選択しておく。
    1. 今回使用した ML115 ではこの設定を行わなければブートに失敗した(Removable Device Boot は失敗)
    2. まず BIOS の Advanced -> USB Configulation -> USB Mass Storage Settings から Emulation Type を「HardDisk」に明示し、再起動する。
    3. BIOS に再度入り、Boot -> Hard Disk Drives から HDDとして見えている USB フラッシュメモリのブート優先度を最高にする。
    4. (内蔵HDDに起動可能なパーティションがあった場合、内蔵HDDから起動してしまうため)
  3. ブート後、以下のような画面が表示されれば成功。

f:id:khak:20080427035557j:image


確認

  1. Customize Menu から Root Password を設定する。
  2. VI Client で接続し、以下のメッセージが表示されていることを確認する。

f:id:khak:20080427035556j:image

  1. Storage (datastore) が見つからないというエラー。
  2. 勝手にローカルドライブを Storage にされた(VMFS でフォーマットされた) という挙動が無かったことを確認できる。

*1:ESX 3i (3.5.0)から SATA がサポートされている!