2010年01月07日
【NEW1/7】ｵﾔｼﾞからの教訓
ｵﾔｼﾞは自分のﾌﾞﾛｸﾞｺﾗﾑに、最近極真空手の道場に入門する若者や子供には礼儀知らずが多く、総体的に道場生の質が落ちてるとの声があることについて、芦原先代館長を例に出して書いてました。
自分が所属する｢城西｣では一度も感じたことはありません。もし本当に道場生のﾓﾗﾙが低下してるとしたら、自分が思うに稽古が楽になってきたからじゃないでしょうか？
それについて、普段ｵﾔｼﾞが話してることを書いてみます。自分はこんなｵﾔｼﾞの言葉を教訓として生きています。反発する人もいるかもしれません。でも、ｵﾔｼﾞに正面から理論的に反論はできないでしょう。何故ならｵﾔｼﾞの主張は｢正論｣だからです。
最近、道場に通う人間の質が悪くなってる…もしそうならば、最大の原因は稽古が昔に比較して非常に楽になってきた点にある。稽古が厳しければ自然とﾁｬﾗ夫みたいなﾔﾂとか軽いﾔﾂはやめていく。
｢空手は精神を鍛える武道である｣という人が多いが、それは人一倍汗を流してきた人間のみに許される言葉だ。たとえば盧山初雄師範のように還暦を過ぎても日々の鍛練や稽古を怠らず、空手の世界で頂点を極めた人がいうならば誰も頷かざるを得ない。でも、ろくに汗も流したことがない人間がいうと途端に胡散臭くなる。
ﾎﾞｸｼﾝｸﾞｼﾞﾑに通う人間は誰もﾎﾞｸｼﾝｸﾞを｢武道だ｣とか｢精神の鍛練｣なんて口にしない。けど練習が非常に厳しく、密度は空手の道場の比ではない。だから、ほとんどの練習生は真剣だし礼儀正しい。
平和平和と叫んでいても平和がこないように、精神とか礼儀なんていくら言葉で繰り返しても何の意味もない。それと同じことだ。その意味で、社民党の福島瑞穂は大ﾊﾞｶ野郎である。
道場生の質が落ちてるのは天下の極真空手をうたいながら上が酔ってるだけで、稽古自体がﾀﾙｲからに尽きる。1日数ｾｯﾄ、ﾊｰﾄﾞな組手をやれば、そんな礼儀知らずは必然的に淘汰されていく。昔の極真がそうだった。
たしかに今の日本の若者は堕落してる。韓国の若者の礼儀正しさを見習う必要がある。日本も徴兵制度を採用するか、中高生と公立のﾊﾞｶ教師を極真空手の道場に通わせればいいといい続けてきた。しかし極真空手の稽古が段々楽になってきて、精神とか教育なんていい出したら終わりだ。ならば自衛隊に半年でも体験入隊させるほうがずっとﾏｼかもしれない。
最近、城西系列の支部の稽古も以前より楽になってきたと支部長たちはいうけれど、それでもきっと地方の道場に比べればはるかに厳しいのは間違いない。だから少なくとも城西系列道場の指導者は｢最近の若者は…｣云々なんていわないし、実際にｵﾏｴ(注･自分)ら生徒はみな礼儀正しいと思う。
指導する立場の人間が生徒がどうだとか嘆く場合、ほとんど指導者の責任だと松井館長もおっしゃっていた記憶がある。まさに正論だと思う。
自分が所属する｢城西｣では一度も感じたことはありません。もし本当に道場生のﾓﾗﾙが低下してるとしたら、自分が思うに稽古が楽になってきたからじゃないでしょうか？
それについて、普段ｵﾔｼﾞが話してることを書いてみます。自分はこんなｵﾔｼﾞの言葉を教訓として生きています。反発する人もいるかもしれません。でも、ｵﾔｼﾞに正面から理論的に反論はできないでしょう。何故ならｵﾔｼﾞの主張は｢正論｣だからです。
最近、道場に通う人間の質が悪くなってる…もしそうならば、最大の原因は稽古が昔に比較して非常に楽になってきた点にある。稽古が厳しければ自然とﾁｬﾗ夫みたいなﾔﾂとか軽いﾔﾂはやめていく。
｢空手は精神を鍛える武道である｣という人が多いが、それは人一倍汗を流してきた人間のみに許される言葉だ。たとえば盧山初雄師範のように還暦を過ぎても日々の鍛練や稽古を怠らず、空手の世界で頂点を極めた人がいうならば誰も頷かざるを得ない。でも、ろくに汗も流したことがない人間がいうと途端に胡散臭くなる。
ﾎﾞｸｼﾝｸﾞｼﾞﾑに通う人間は誰もﾎﾞｸｼﾝｸﾞを｢武道だ｣とか｢精神の鍛練｣なんて口にしない。けど練習が非常に厳しく、密度は空手の道場の比ではない。だから、ほとんどの練習生は真剣だし礼儀正しい。
平和平和と叫んでいても平和がこないように、精神とか礼儀なんていくら言葉で繰り返しても何の意味もない。それと同じことだ。その意味で、社民党の福島瑞穂は大ﾊﾞｶ野郎である。
道場生の質が落ちてるのは天下の極真空手をうたいながら上が酔ってるだけで、稽古自体がﾀﾙｲからに尽きる。1日数ｾｯﾄ、ﾊｰﾄﾞな組手をやれば、そんな礼儀知らずは必然的に淘汰されていく。昔の極真がそうだった。
たしかに今の日本の若者は堕落してる。韓国の若者の礼儀正しさを見習う必要がある。日本も徴兵制度を採用するか、中高生と公立のﾊﾞｶ教師を極真空手の道場に通わせればいいといい続けてきた。しかし極真空手の稽古が段々楽になってきて、精神とか教育なんていい出したら終わりだ。ならば自衛隊に半年でも体験入隊させるほうがずっとﾏｼかもしれない。
最近、城西系列の支部の稽古も以前より楽になってきたと支部長たちはいうけれど、それでもきっと地方の道場に比べればはるかに厳しいのは間違いない。だから少なくとも城西系列道場の指導者は｢最近の若者は…｣云々なんていわないし、実際にｵﾏｴ(注･自分)ら生徒はみな礼儀正しいと思う。
指導する立場の人間が生徒がどうだとか嘆く場合、ほとんど指導者の責任だと松井館長もおっしゃっていた記憶がある。まさに正論だと思う。
そもそも極真空手を何故、学ぶのか？
精神だとか武道ﾅﾝﾀﾗいうならば寸止め空手とか、合気道や弓道でもやればいい。ﾆｰｽﾞの多様化なんて理屈は本来、極真空手には関係ないはずのもの。
極真空手のﾌﾟﾗｲﾄﾞがあるならば、指導者には道場生を強くする稽古をおこなうのが第一であるし、道場生は自分が強くなりたいと希求することが何より重要でなければならない。少年部や壮年部、女子部はわからないが…。
ﾌｨｯﾄﾈｽｼﾞﾑや他のｽﾎﾟｰﾂじゃないのだから、入門者のﾆｰｽﾞに合わせるなんてﾅﾝｾﾝｽ。経営のためとの理由はあっても、入門者に迎合したら本末転倒である。そうなれば道場生の質が落ちるのは自然な流れだ。
学生時代、極真空手を学んでいた頃、栃木高校の同窓会があって出たら、東北大学空手部主将やってる松岡という同級生がいた。その同級生がふてぶてしくいった。
｢寸止めといっても実際は当ててるし、我々は伝統を重んじて礼儀は厳しいから精神が鍛えられ武道の道になる。けど極真は強さだけｹﾝｶの道具を練習してるだけ。でもまだｵﾏｴには負けない｣
俺(注･ｵﾔｼﾞ)は黄帯で、相手は松濤館三段だった。短気な俺は松岡にｹﾝｶを吹っ掛けて勝負したら顔面を一発叩かれただけ…あとはｸﾞﾁｬｸﾞﾁｬにﾄﾞﾂｷ回してやった。松岡は泣きながら這って逃げた。
関(注･｢大山倍達正伝｣のなかで大山総裁のｶﾙﾃを翻訳･解釈してくれた関勝三さん)は秋田大学医学部の空手部に入ったのはいいが、先輩の主将や副主将らをみんなやっつけて空手部を辞めてしまった。夏休みに赤羽の下宿に遊びにきて極真空手も同じだとﾊﾞｶにしたから中川赤門公園で組手をやって半殺しにした。それで関は改めて極真の強さに驚いて、秋田支部に入門した。
入門したのはいいが、高校時代から染み付いた生意気な態度が仇になった。入門当日の稽古で組手に手を上げて、ﾋｮﾛﾋｮﾛした高校生の黄帯にｱﾊﾞﾗを3本折られて膝を割られ、1か月以上入院した。
関は栃木高校開校以来の不良といわれ、近隣のﾊﾞｶ高校のﾂｯﾊﾟﾘ連中と連日のようにｹﾝｶして百戦連勝を自慢していた。たしかにﾜﾙの世界では有名だったが、極真にはそんな不良や暴走族がﾅﾝﾀﾗなんて通用しない強さがあった。
それこそが大山倍達総裁の極真空手だと信じる。精神云々なんて偽善者の言葉だ。
違うか？
(おわり)
精神だとか武道ﾅﾝﾀﾗいうならば寸止め空手とか、合気道や弓道でもやればいい。ﾆｰｽﾞの多様化なんて理屈は本来、極真空手には関係ないはずのもの。
極真空手のﾌﾟﾗｲﾄﾞがあるならば、指導者には道場生を強くする稽古をおこなうのが第一であるし、道場生は自分が強くなりたいと希求することが何より重要でなければならない。少年部や壮年部、女子部はわからないが…。
ﾌｨｯﾄﾈｽｼﾞﾑや他のｽﾎﾟｰﾂじゃないのだから、入門者のﾆｰｽﾞに合わせるなんてﾅﾝｾﾝｽ。経営のためとの理由はあっても、入門者に迎合したら本末転倒である。そうなれば道場生の質が落ちるのは自然な流れだ。
学生時代、極真空手を学んでいた頃、栃木高校の同窓会があって出たら、東北大学空手部主将やってる松岡という同級生がいた。その同級生がふてぶてしくいった。
｢寸止めといっても実際は当ててるし、我々は伝統を重んじて礼儀は厳しいから精神が鍛えられ武道の道になる。けど極真は強さだけｹﾝｶの道具を練習してるだけ。でもまだｵﾏｴには負けない｣
俺(注･ｵﾔｼﾞ)は黄帯で、相手は松濤館三段だった。短気な俺は松岡にｹﾝｶを吹っ掛けて勝負したら顔面を一発叩かれただけ…あとはｸﾞﾁｬｸﾞﾁｬにﾄﾞﾂｷ回してやった。松岡は泣きながら這って逃げた。
関(注･｢大山倍達正伝｣のなかで大山総裁のｶﾙﾃを翻訳･解釈してくれた関勝三さん)は秋田大学医学部の空手部に入ったのはいいが、先輩の主将や副主将らをみんなやっつけて空手部を辞めてしまった。夏休みに赤羽の下宿に遊びにきて極真空手も同じだとﾊﾞｶにしたから中川赤門公園で組手をやって半殺しにした。それで関は改めて極真の強さに驚いて、秋田支部に入門した。
入門したのはいいが、高校時代から染み付いた生意気な態度が仇になった。入門当日の稽古で組手に手を上げて、ﾋｮﾛﾋｮﾛした高校生の黄帯にｱﾊﾞﾗを3本折られて膝を割られ、1か月以上入院した。
関は栃木高校開校以来の不良といわれ、近隣のﾊﾞｶ高校のﾂｯﾊﾟﾘ連中と連日のようにｹﾝｶして百戦連勝を自慢していた。たしかにﾜﾙの世界では有名だったが、極真にはそんな不良や暴走族がﾅﾝﾀﾗなんて通用しない強さがあった。
それこそが大山倍達総裁の極真空手だと信じる。精神云々なんて偽善者の言葉だ。
違うか？
(おわり)
gokuakunin15mei at 18:55│
│極真空手&ﾎﾞｸｼﾝｸﾞ