民主党の小沢一郎幹事長は1日付の夕刊紙「日刊ゲンダイ」のインタビューで、今夏の参院選について「目標は民主党の単独過半数獲得。そのためには60議席以上取らなければなりません」と述べ、単独過半数獲得に向けて意欲を示した。獲得議席の具体的目標を挙げたのは初めて。
小沢氏はインタビューで「自民党は今度の参院選で負けると、本当に壊滅的になってしまう。でも、一度、徹底的にやられないとダメなんです。再生はそれからです」と語り、二大政党制定着のためにも民主党が勝利する必要があるとの認識を示した。また「通常国会では冒頭に国会法など改正案を通したいと思います。官僚の答弁がなくなり、国会審議は様変わりします」とも述べ、国会改革関連法案の成立に自信を示した。
小沢氏は1日、菅直人副総理ら閣僚5人を含む国会議員166人を集めて東京都内の自宅で開いた恒例の新年会でも、「ここ一番という時に自分たちの力で政策を決定し、国会を通過させる力を持つことが非常に大事だ」と述べ、単独過半数獲得の意義を改めて強調した。(本田修一)